昨日はアジア時間に中国によるポルトガル支援債購入報道でユーロは買われ、その後NY市場ではユンケル・ユーログループ議長が「来月IMFはギリシャに融資しない可能性がる」とした事で売られるなど荒っぽい動きが見られました。
結果的にユーロは1.40ミドルを抜け切れずに底が切り上がってきました。
米国GDP改定値は速報値と変わらず1.8%となり、先日ブラードセントルイス連銀総裁が上方修正されるとのコメントがあっただけに期待を裏切られた恰好となりました。
ドルは特に対円で反応しドル円は81円15銭まで売り込まれるなど、再び市場では円高懸念を囁く声が聞こえてきそうです。
しかし、市場では未だコンセンサスがみられない事から騙しの動きが多くなるので注意が必要です。
今日は金曜日という事からここでどちらかにポジションを傾けると最終的に昨日のユーロの様な往って来いになりかねません。
今週は前週に売り込まれたユーロやポンドが底打ちから上昇に転じる週となりましたが、特に材料が見られたわけではなく来週は再び売りに転じる可能性もあります。
特に5月に入り週毎にセンチメントが変わり易いため気をつけておきたいところです。
クロス円は全般にもみ合いが収束してきている事からそろそろどちらかに放れやすく狙い目かもしれません。
ドル円は81円を割込むと80円90銭付近にはパラボリックのSARが位置している事から抜けると一時的に売りが強まる可能性もありそうですが、81円付近は大分買いが並んでいるようです。
ドル円も追いかけて売り込むと危ないように見えます。