クロス円が全面的に買われ始めました。
ドル円が82円を超えた事で円高リスクが後退した事でクロス円に買いが入り始めたと思われます。
ポンド円以外の殆どのクロス円が今年の高値を越えてきており上昇は始まったばかりのように見えます。
このレベルから買うのは非常に怖いところではありますが、出遅れ組が多いだけに勢いはありそうです。
いよいよ円絡みのクロスが主役に返り咲きをした観もあります。
ただし、背景には米国の景気回復の動きから金融政策の見直しが明らかになり始めている事がベースとみられ、今後の米国経済指標には注意しなければいけません。
最近発表された米住宅関連の指標は予想を下回るものが多く見られ、まだ本格的な回復と判断するには不十分な状況です。
一方、消費や雇用の改善が見られる事からこれらの総合が次回のFOMCに影響しそうです。
本日は金曜発表の雇用統計に先駆けてADP雇用統計と同時に、悪化が目立つ住宅関連のMBA住宅ローンも発表されます。
短期的には上昇スピードが速いだけに値が振れる可能性もありますが、今の流れに影響はないとみます。
注目は金曜日の雇用統計で、その前に一旦は利食いの売りなどが出る時が仕込みのチャンスになるかもしれません。