流れに乗るのが鉄則 | 岡安のFXブログ レグザム・フォレックス

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-~ 岡安式相場の読み方 ~

ドルは順調に上昇サイクルに入っています。
特にユーロやポンドに対してドルの上昇が目立ちました。
先ほどまで行われた欧州財務相会合ではアイルランドへの支援策を打ち出すには至りませんでした。
既にマーケットはその結果を織り込むようにNY時間では1.34ミドルまで200ポイント近く下落しました。
昨日も書きましたが下値のサポートとしては1.33ドルから1.32ミドル近辺を目指す展開は継続とみてよさそうです。

また、ポンドもユーロに引きずられるように下落が止まりません。
キングBOE総裁が更なる追加緩和の可能性を示した事もありますが、ドルの下落がそれ以上に強い事が一因でしょう。
ポンドは約二日のサイクルで下落してきました
。今日はそろそろもみ合いから一旦上昇に転じる頃に見えます。
ただ、下降トレンドは依然として継続している事から戻し売りを狙う時とみます。
戻しのレベルは1.60ミドルから1.61ドル付近がレジスタンスとなりそうですが、1.6ドル付近はもみ合いが見られたところだけに、積極的に攻めるのであればこのレベルは一旦売りを出すところかもしれません。


先ほどブラード・セントルイス連銀総裁は6000億ドルの国債を全額買い入れない可能性もあるとコメント。
これは、あくまで経済が著しい改善を示した時という条件が付けられており、それ程騒ぐような内容とも思えません。
一方、ローゼングレン・ボストン連銀総裁は60000億ドル全部買い付ける事を予想すると述べましたが、当然この数字はそのつもりで出したものだけに全く市場は反応しません。
ここにきてFRB内部からの発言が増えているのはそれだけ追加緩和の行方に変化を見いだそうという事だと考えられます。
取り敢えず流れに乗るのが相場の鉄則です。