月末と週末 | 岡安のFXブログ レグザム・フォレックス

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-~ 岡安式相場の読み方 ~


今日は週末で月末という事から実需の動きが激しく成りそうです。
既にドル円の売りが強まっているのはその動きかもしれません。
NY市場ではFRBが大手金融機関に対して追加緩和を実施した場合の規模や影響などのヒヤリングをしたと報じられ、大規模な試算買い入れを行うのではといった観測が広がりました。
少なくともこれで追加緩和を実施する事は間違いないと思われますが、それが大規模かどうかはまだ何とも言えないと思います。


日銀は次回の会合をFOMC発表の次の日に前倒しをすることを発表。
しかし、次の日に会合したところで出来る事は限られていると思います。
追加緩和を行ったとしてドルは更に下落するのでしょうか。

ガイトナー長官の強いドル政策を支えると言う発言が本物であれば、ドルが急落するような場面では協調介入を行う可能性も残されます。

市場は追加緩和の規模をどこまで織り込んでいるかははっきりしませんが、少なくとも実施に関しては織り込んできたとみられます。
1千億ドル規模の買い入れを今後6か月に渡って行うとすれば、簡単にドル上昇に向かうとも思えません。
ただし、ドル円に関してはこれ以上のドル安は危険水域に入るとみてよいでしょう。
80円を割込む前には覆面介入など何らかのドル買いの動きが入りそうです。

今日の実需などの売りが終われば、来週はそろそろ売り玉が枯渇する頃です。

いずれにしても、今日は一つのヤマ場を作るかもしれません。