ドル円は先日の介入で手が出なくなっているようです。
節目で売りを出してきたところを押し上げた事で攻めにくくなり、これこそ当局の思惑通りかもしれません。
介入の規模は1.8兆円近いということで200億ドル余りドルを吸収した事になり、短期的に市場はまだドルショートが残っているように見えます。
今日は週末ということからNY市場ではもう一段のショートカバーが引き出されると観ています。特に、日本は月曜も祝日のためポジション調整が進みそうです。
クロス円は積極的な買いは出しにくいものの、ドル円がもう一段上昇すれば機械的にクロス円も上昇という事になりそうです。
気になるのは来週の月曜日です。
祝日のため邦銀が休みの中で介入が入りにくいといことを理由に売り仕掛けをするところがあるかも知れません。
逆に、このような薄い中を介入の様な振りをして買い仕掛けの可能性もあります。
どちらにしても、このような時に動いた相場は往って来いになりやすく、それを利用してどちらかに偏ったところで逆張りで攻めるのも一つの手かもしれません。