「催促相場の始まりか」 | 岡安のFXブログ レグザム・フォレックス

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-~ 岡安式相場の読み方 ~

前日のNY株式市場の下落を引き継ぎ日経平均が9500円を割り込んで終了。
昨日スペイン中銀が地銀を管理下に置いたことでギリシャ問題の伝染がいよいよ現実実を帯びてきたということから、ユーロ売りが進みました。
ここにきて、余り複雑に考えずにひたすら売りを出し始めている観もあります。
特に、クロス円でもロングを絞り出してきたようにみえます。

スペイン問題は今始まったわけではありません。
12日に150億ユーロの追加支出削減を打ち出したことである程度の苦痛を伴うことは予想できたことだと思いますが、市場は関係なしに攻めてきました。

ユーロ円は20日に付けた安値109.45銭付近のストップを付けにきているようです。
ユーロドルも前回の安値1.21ミドルを切ればこちらも損切りが発動されると思われます。
今回の動きから当局のスタンスを伺えるかも知れません。

ダブルボトムを形成するか、或いは新たなステージの始まりか重要な場面になりそうです。

そう言えば昔、独中銀のブンデスバンクは市場の投げ切ったところを見計らってアクションを起こすなど、必ず勝つ介入を行いました。


深追いをせずに抜けてから考えた方がよさそうです。