先週からのユーロ下落の動きに歯止めがかからず、週明けの東京市場では朝方からもっと売りが強まるかと思われましたが慎重な動きが目立ちました。
実需と思われるユーロ円の売りが114円付近で散見されたようですが、投機的な売りがそれ程見られないようです。
欧州時間に入ってもそれ程買いがみられず、海外勢もこのレベルから慎重な姿勢がみられます。
先週明けには支援策が示されたことで買い戻しから始まっただけに、ポジションは回転が効いており、ショートを作り始めたのが1週間前の1.27ドル付近とみてよいのではないでしょうか。
本日つけた安値1.2235ドル付近で目先の底を打ったとすれば半値戻しの1.25ドル付近までの戻しも期待できそうです。
ただ、その手前でもみ合いがあった1.2360ドルは23.6%戻しのレベルでもありこのレジスタンスを抜けきれなければ再び売りを出すことになりそうです。
ドル円は先週金曜日の安値91円80銭を一時的に下回り91円77銭をつけたものの、ほぼ同レベルでサポートされたとみて良いかもしれません。
ダブルボトムとみなすにはNYの終値である92円45銭を超えてからですが、92円90銭から93円20銭にかけてレジスタンスが並ぶため上値は重いと考えられます。
また、92円ミドルは下降トレンドラインが上値を抑えています。
