ドル円のＮＹ市場引け値が９０円台を維持できませんでした。
クロス円も全般的に下落傾向が続いていることからドル円の戻しは難しいといえます。
昨日９０円ミドルを超えられなかったことで買い意欲が減退したように見えました。
ただ、クロス円全般では少し長めのチャートを見るとトレンドが出来ているわけではなく、寧ろ上昇トレンドの過程にいるとみることもできます。
ただし、ユーロだけは少し異なります。
ユーロは前にも書いたように一度下落や上昇が始まるとなかなか止まらない傾向がみられます。
ギリシャ問題などもくすぶり続けているだけではなく、ドルの受け皿としてこれまで買われ過ぎた反動も現れているように見えます。
今後のドル円を見る上ではユーロの動向に注目する必要がありそうです。
ドル円は本日２２時３０分発表予定の米国ＧＤＰ前後で８９円前半を抜けるかどうかだと思います。
もし超えられなければ再び９０円ミドルを試す展開とみます。