人生二度目のギブソン ~愛すべき欠陥ギター~ | 猫神佐殿の音楽ブログ

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月琴の猫神 ~ForeverLasting~

まさかまさかの、ここにきて新品のギターを購入することになるとはまったく思っていませんでした。先日快気祝いに贈呈したストラトがいたスタンドが空白になっていたこともあって(所有ギターは5本までに決めている)、今回購入したのがギブソンSGスペシャル「トニーアイオミ・モデル(通称モンキー)」です。

 

ギターというのはヘッドをやや立てて演奏しますから、ほとんどのギターは自然とそういったポジションになる重量バランスで設計されており、ストラトやレスポールなどは手を離してもちょうどいい角度がキープされます。

 

しかし、このSGというギター、実はトンデモな欠陥ギターでヘッドが重くボディ軽くの重量バランス最悪であることから、ヘッド側が落っこちてきてしまいます。実際に持つと分かるのですが、常にギターを左手で持ち上げながら弾くことになってしまうのは結構辛いものがあります。

 

今回購入した「モンキー」では、ストラッピンの位置を変更することで若干弱点の解消になっていますが、それでもストラト等に比べればまだまだバランスは厳しいものがあります。とはいえ中音域のよく出る(というか中音域しかでない)サウンドはレス・ポールより好みなので、なんとか慣れていこうと考えています。

 

 

出来の悪い子ほど可愛いー

 

 

トニー・アイオミがデビュー前に板金の仕事をしていた時に右手の中指と薬指の先端部分を欠損してしまい、指にチップをはめて演奏しているのは有名な話ですが、ダウンチューニングと極細ゲージ(レギュラー及び半音下げチューニング(D#)時は08-32、1音半下げチューニング(C#)では(09-42)を張っており、これによりフィンガリングのハンデはほぼ克服されています、ようするに細い弦でテンションユルユル状態というわけで、実はこれがサバスサウンドのキモなのかもしれません。

 

トニー・アイオミは見た目もギター・スタイルも「いぶし銀」的なギタリストであり、ボーカルのオジー・オズボーンがホラー&コミカル・キャラクター全開で勝負するスタイルとは真逆で、英国のダンディズムを感じさせてくれる存在です。この全くキャラの異なる二人がステージで対等に渡り合う姿が、初期ブラックサバスの様式美なのではないでしょうか。

 

 

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SGはまだ使いませんが。

~PROGRESSIVE LIVE 2023~
 令和5年12月29日(金)
 吉祥寺シルバーエレファント
「CaptainChickenheart×月琴の猫神(as Foreverlasting)×小川真澄BAND」



月琴の猫神(as ForeverLasting):出演 19時40分~
 vo.にぎやか御膳
 g.猫神佐殿
 b.ほのか
 dr.きゃめろん

<入場チケット>
■予約(メッセージにて承ります)
 開場 18:00 / 開演 18:30
 前¥2500 (+1ドリンク¥500)
 当¥2700 (+1ドリンク¥500)
※前方椅子席、後方立ち見となります。
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このアルバムではギブソンを使っていません。