ああ、愛しい人よ 1994 | 猫神佐殿の音楽ブログ

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月琴の猫神 ~ForeverLasting~

美人薄命は、もともと佳人薄命といい、美人に生まれることで周りの人からの嫉妬や妬みを受けることでストレスを受けることや、それが原因で病にふせってしまうことがあるということです。


また、美人に生まれても若いうちは周りから多いにちやほやされます。しかし、年月が経つとどんなに美人でも歳にはかないません。人は誰しも平等に歳を取るので、時の経過とともに美人とちやほやされなくなってしまい、その後は静かなときを過ごすであろうことを意味しています。

 

さすがの美人も30年の年月には逆らえないものがありますが、こちら30年前とまったくかわらない実家近くの中華料理店です。なんでも新しものが良いわけではなく、変わらないということが大切な場合もあるのです。

 

 

これは食えないねー

 

 

そんな美人薄命の代表格、ひさびさの邦楽は90年代「小室サウンド」とともに日本を席巻したZARD(坂井泉水)です。『OH MY LOVE』(オー・マイ・ラブ)1994年は、5枚目のオリジナルアルバムであり最高傑作とも称される作品です。

 

ZARDについては、数曲聴く分には「なんて素晴らしい音楽・・・」なんて思うのですが、アルバムについては同じような曲が並ぶので結構飽きてしまったりします。2枚組ゴールデン・ベストを所有しているのですが、1枚目の途中で飽きてしまい、2枚連続通して聴くのは非常に苦しいものがありました。

 

 

ですが、この頃までのオリジナル・アルバムには往年の洋楽ロック・アルバムのような雰囲気を強く感じます。なぜならプロデューサーの長戸大幸はじめビーイングのクリエイターの多くがロック畑出身で、トータルアルバム志向が自明のものとして共有されていたのではないでしょうか。

 

ビーイングは、商売人として売れるシングルをガンガン切りながらも、一方でアルバムにはポップさを残しつつ、シングルとは異なる創造性を追求していたという部分を垣間見ることができます。合掌。

 

 

まさに90年代!(1993年作品)