民法からはこの2つ。

入門民法(全)/潮見佳男
ゼミナール民法入門/道垣内 弘人

最初の潮見先生の本は、結構「新試験の合格者がオススメ」とかって

Webに載ってたりする。けど、はっきり言って初学者向けではない。


改めて言う。全然初学者向けじゃない。


確かに新試験の択一の、「情報まとめ用」として使いやすいのは認める。

条文や理論が整理・羅列されて、個別にまとまっている。


ただ、“民法っていうものの概略を納得・理解する”という効果が得られない。


民法の基本書は大体4分冊とか。予備校本でも少なくとも2分冊。それを学んだ後に、

問題解きながら書き込みながら、地理の「白地図」や「余白の多い講義レジュメ」みたいな

使い方が一番活きると思う。



次に道垣内先生のゼミナール。


こっちは、初学者でもオススメ。易しい、というか、優しい記述が道垣内先生らしい雰囲気。

特徴としては「代表的な制度を紹介して、それが実際どんな使われ方をするのか」を、

具体的に端的に紹介してくれる。


「民法ってのは大事な法律で、使える法律なんだなぁ」っていう感想を持った。


最近の試験では、「Aさんが困ってる。民法で助けられませんか?」という問題が多い

ようだから、そういうときにこの本が描くような、「制度をこんな風に使うんだよ」っていう

イメージを持っておくと、後々役立つと思う。


けど、ま、、予備校の入門書読めば別に不要かもね(笑)

次に紹介するのはこれ。
行政法入門/藤田 宙靖

行政法の先生方によると、

「初学者は、行政法ってなんなの?っていう部分でまず躓く」

らしいです。。。。。。。。。。が、この入門から始めればきっと

そんなことは無いはず。


深い議論には入り込まずに、行政法っていうものの概略を

示してくれます。

その1、シリーズ物を書いたけど、自分は他にも読んだりした。

というわけでそれらを一応書き留めておく。書評というか、

評価、感想を添えて。


まずこれ。


刑法入門 (岩波新書)/山口 厚

前半は、憲法の人権保障からスタートして、刑法の目的を書く。

後半は、刑法独自の問題をつまみ食い。

という感じ。


定期試験のために教科書をイッキ読みするくらいしかやっていなかった自分は、

1年目の入試(未修受験)終了後に、なんとなく読みやすい刑法のテキストを探していて巡り合う。


結論から言うと入試には全く必要ない。理由は、内容が薄すぎるから。

RPGで言うと、経験値がちょっとしかもらえない、雑魚キャラな感じ。


ただし、純粋未修者の人、学部1年生。刑法初学者の人は真っ先に読んだら良いと思う。

「法学部に合格した人が、大学入学前に読む」・「法律の素人が、裁判員に選ばれた時に

読んでおく」のは超オススメ。


ここで一応言っておくけど、ド素人目線を裁判に反映させるのが裁判員裁判の目的では

全く無いので、これくらいの基本知識はもっておかないと非常に危険。


憲法の話が出てくるけど、この先生は全くの素人向けにチューニングして書いているので

ちゃんと新書が読める普通の大人なら大丈夫です。読めます。