NHK土曜ドラマ「トットてれび」を見ています。
録画しておいて、後でまとめて見ようと思っていたのですが、第1話を見たら面白くて放送済みの3話まで追い付きました。
この番組は、黒柳徹子さんが書いた「トットチャンネル」と「トットひとり」を原作としたドラマです。

Wikipediaから一部抜粋します。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%8D%E3%83%AB

本作品は『窓ぎわのトットちゃん』の続々編にあたる『トットひとり』と続編にあたる『トットチャンネル』を原作として、脚本を中園ミホが担当。
夢であいましょう』『若い季節』など1960年代の自由で創造的だったテレビ草創期から始まり『徹子の部屋』『ザ・ベストテン』の時代に至るまで、玉ねぎヘアー誕生のエピソードやニューヨークでの留学生活なども交えつつ、森繁久彌渥美清坂本九向田邦子などそうそうたる顔ぶれとの交流・友情を描く。
各話のエンディングでは、当時のヒット曲を現代風にミュージカル仕立てにショーアップして繰り広げる。

主演の配役は、ドラマ化の依頼を受けた黒柳が、NHK連続テレビ小説おひさま』に同役で出演して「共演して大好きだったし、どうせやっていただくなら似ているだけでなくて、演技の上手な人がいいと思って」との理由で満島を指名。
「できないです!」と2回断った末にスタッフの熱意に心を動かされて出演を決めた満島は、黒柳と2人で食事をして、演技に関するアドバイスも受けて撮影に臨んだ。

60年前のテレビを再現するにあたり、機材や番組セットなど一部本物を除いて当時の写真・映像資料やNHK放送博物館の収蔵物などをもとにレプリカを作成。
操作方法など当時を知るスタッフにインタビューしたり文献を調査したりしながら、スタジオ内の美術セットから撮影スタッフ、照明、音声機器、役者の控え場所に至るまで、ドラマの内容に合わせて再構成しつつも、詳細に再現している
(以上一部引用)

このドラマ、最初は見るかどうか決めてなかったです。
しかし、NHKの番組PRを見ていたら、ドラマに向田邦子さんも出てくるのが分かり、見る事にしました。
向田邦子ファンとしては、見ずにいられないという感じです。
向田邦子さんを演じているのは、ミムラさんです。

ネタばらしというわけではないですが、向田邦子さんネタはニヤリとさせる場面もあれば、へえ~と思う場面もありました。
ニヤリとしたシーンは、中華料理店で原稿を書いているところです。
原稿のタイトルが「ダイヤル110番」になっていました。
これは、向田さんがOL時代に会社に内緒で脚本を書いていたドラマのタイトルです。
そして、原稿に書いてある文字がかなりの悪筆でした。
向田さんの悪筆は、自身のエッセイでも度々触れている話です。
「ダイヤル110番」と原稿の悪筆、この2つは向田邦子好きにはニヤリとさせられるシーンでした。

そして、限りなく本当に近いという内容で言うと、向田さんが書き損じた原稿を中華料理店で拾った森繁久彌さんが、その原稿を読んで向田さんに脚本の依頼をするシーンです。
これは、森繁久彌さんのラジオエッセイ「重役読本」の事です。
そういういきさつだったのかと、妙に納得しました。
ただ、ドラマでは原稿は中華料理店で書いていますが、向田さんのエッセイでは喫茶店で書いていたとなっています。
多分、中華料理店で書いていた事はフィクションだと思います。

おっと、ドラマの話ですね。
黒柳徹子さんを演じている満島ひかりさんは、本当に流石!という演技を見せてくれています。
若い時の黒柳さんは、きっとこういう感じだったんだろうなと思わせる雰囲気があります。
まだ玉ねぎヘアーの前の黒柳さんです。
写真だけ見れば満島ひかりさんだけど、ドラマでは黒柳さんです。

また、ミュージカル風に出演者が歌うシーンも良い感じです。
1話の笠置シヅ子さんを演じて歌っていたのは、EGO-WRAPPIN'の中納良恵さんで、かなり良かったです。
2話では、坂本九さんを関ジャニ∞の錦戸亮さんが演じて歌っていました。
けっこう良かったです。
「上を向いて歩こう」は、改めて名曲だと思いました。
何の後ろ楯も無しにビルボードのチャート1位を取っただけの事はあると思います。

Wikipediaにも書いてありますが、前述の向田邦子さんのシーンにもあるように、かなり細かいところまでこだわって当時の事を再現しています。
僕は分からないけど、僕が向田邦子さんネタで気付いたのと同じで、他の細かい再現に気付いた人もいると思います。

で、今夜の放送の事が記事になっていました。

元Folder満島ひかり&三浦大知が共演!
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160520-00000079-the_tv-ent
(smartザテレビジョン)

満島ひかり主演のドラマ「トットてれび」(NHK総合)の5月21日(土)放送に、かつて“Folder”として共に活動した三浦大知が出演することが分かった。
二人の共演は、Folderとしての活動を終了した'00年以来16年ぶりとなる。

「トットてれび」は満島を主演に、黒柳徹子のエッセーをドラマ化した作品。
NHK専属テレビ女優第1号としてデビューした黒柳の半生と、彼女がテレビ草創期に出会った人々を描き、当時の人々のエネルギーを感じさせる仕上がりに人気が集まっている。

そんな「トットてれび」に、今回、三浦が出演。
ドラマ初出演の三浦は、チャップリン役で登場する。

三浦は「今回の『トットてれび』のチャップリン役が役者デビュー初ドラマだったのですが、満島ひかりさんから直接電話もあり誘われたので、ぜひという感じでやらせていただきました。いつかひかりと一緒に何か物作りができたらいいなと、ずっと思っていたのでありがたいです。収録も緊張したのですが、今回はひかりがいろいろ引っ張ってくれて、安心して収録に臨めました」と撮影を振り返った。

また、「もともと、台本にせりふがなかったのが、急に『オニオンヘアー』というせりふを言うことになったのですが、全く正解が分からなく、その流れのまま言いました。その辺りも視聴者の皆さんにダンスとともに注目して見てもらえたらうれしいです。 次は、ひかりが主役のドラマに主題歌などでコラボできたらと思います」と“再共演”に期待を込めた。

満島は、「徹子さんがニューヨークへ旅立ち、あらためて『私らしい』を見詰め直した時、エンターテインメントのバトンを渡してくれる象徴として、チャップリンが登場します。これはぜひ、三浦大知くんにやってもらったらいいのではないかと相談して、実現することができました」と三浦の出演の経緯を説明。

さらに、「大知と私は、小学生のころに一緒にテレビジョンデビューをした仲間です。作品での共演は 16年ぶりくらい。収録をしていて驚いたのは、違った道を歩んでいたはずなのに波長がとても合うこと。大知が同じステージにいてくれる安心感の中で、ただただ楽しむことができました。好きなことを、心がぐるぐるしながらも思いっきり楽しむ勇気や、ワクワクしたりキラキラしたもの、次の一歩につながる、ささやかだけど大事なバトンをちゃんとチャップリンから受け取ることができたと思います」と久しぶりの共演を楽しんだ様子だった。

かつてのスターたちを豪華な俳優陣が演じるのも「トットてれび」の魅力の一つ。
今回の満島と三浦の共演も話題を呼びそうだ。
(以上引用)

予告では、黒柳さんの玉ねぎヘアーのエピソードも今夜の放送で描かれるようです。
それも期待です。

Folderというグループは知っていたけど、メンバーが誰だとかは知らなかったです。
でも、こうして後でビッグになる人もいるので、分からないものですね。
大多数はしぼんでいくけど、後々成功する人がいる事を考えると、アイドルが一概にダメだとは言えないですよね。

中谷美紀さんも永作博美さんもアイドルでデビューしていますからね。
満島ひかりさんも女優として高く評価されていますが、アイドルデビュー組です。

「トットてれび」の脚本を書いている中園ミホさん、名前はよく見る人です。
何を書いている人のだったかなと思い、確認してみました。
「Doctor-X 外科医 大門未知子」を書いている人です。
また、NHKで言うと、朝ドラ「花子とアン」を書いています。
なるほど納得という感じです。

こうして見ると、雰囲気ありますね。

画像検索しましたが、ミムラさんの向田邦子は、良い感じの画像がなかったです。
実際にドラマを見ると、かなり雰囲気は似ていると思います。

今がダメだとは言いませんが、全て生放送だった時代のテレビは、自由な感じがして楽しかっただろうなと思います。
細かい事にいちいちクレームをつける人はいなかったと思います。

「トットてれび」、かなり面白いです。
今夜から見ても楽しめると思います。