今日のブログタイトル、「カリフォルニ」で始まって、「ン」で終わる曲です。
何の曲をイメージするでしょうか?

昭和の歌謡曲がお好きな人は、水谷豊さんの「カリフォルニア・コネクション」を思い出すかもしれないですね。
♪ジグザグ~、気取った 都会の街並♪の歌い出しを覚えています。

確認してみたら、日テレ系のドラマ「熱中時代・刑事編」の主題歌でした。
1979年の曲なので、37年前の曲です。
作詞:阿木耀子/作曲:平尾昌晃と、昭和を代表する作詞家と作曲家の作品です。

と、長い前置きはここらへんで終わりにします。
でもってブログタイトルで僕が言いたかったのは、「カリフォルニア・コネクション」ではありません。

で、僕が言いたい「カリフォルニ」で始まって「ン」で終わる曲は、Red Hot Chili Peppers 「Californication」です。
レッド・ホット・チリ・ペッパーズ(レッチリ)の「カリフォルニケイション」です。
ちなみに、「Californication」(カリフォルニケイション)は、レッチリのメンバーたちが考えた造語です。

この「カリフォルニケイション」は、曲名でもありますが、レッチリの代名詞とも言えるアルバムのタイトルでもあります。
1999年にリリースされたこのアルバムは、めちゃくちゃ売れた記憶があります。
若者が多いショットバーなんかでは、かなりの頻度で「カリフォルニケイション」が流れていました。
Red Hot Chili Peppers
かっこいいと言うよりも、非常に個性が強いと思います。
いかにも明るいアメリカンバンドという感じがあまりしないです。
そこが良いんです。

「カリフォルニケイション」がリリースされた1999年、正にミレニアム直前でした。
多くの事が変化した年でした。
当時、僕は社内異動でそれまで担当していた部署から全く違う部署に変わりました。

そんな時に売れていたのが、レッチリのアルバム「カリフォルニケイション」でした。
冒頭の「カリフォルニア・コネクション」に絡めて書くならば、レコード会社で水谷豊さんを担当していた僕が、全く違うレッチリに担当が変わった感じでした。

分かりにくい例えですね。
言ってみれば、表面上単なる社内異動だったけど、仕事そのものは転職したと言っても過言ではないくらい大きく環境が変わりました。

異動先は、CDを流せる仕事場でした。
そこでずっと流れていたCDが「カリフォルニケイション」でした。
肩書きでは僕が上でしたが、新たな業務の一通りの流れを最初に教えてくれたのは、後輩の子(男)でした。
その後輩がずっと流していました。
僕が他のCDをかけても、1日に1回はレッチリをかける後輩でした。

別の部署に異動が決まった時、社内で挨拶していると、「○○が直属の上司か。大変やな。」と多くの人に言われました。
部署が違うから顔と名前しか知らないその先輩、「○○さんって、いったいどんな人なんや?」とちょっと不安な気持ちを持って異動しました。

やはりと言うと変だけど、結果を先に言えば、予想以上に大変でした。
仕事は、忙しさもそれまでとは全く違う忙しさでした。
転職に近いレベルの異動だった上に、その上司は、超×3をつけていいくらい気難しい人でした。

そんな仕事場でずっと流れていたのがレッチリでした。
「カリフォルニケイション」は、アルバムとして最高の出来だと思います。
アルバムから最初にシングルカットされた「Scar Tissue」(スカー・ティッシュ)や「Around The World」(アラウンド・ザ・ワールド)も非常にかっこいいです。
もちろん、アルバムのタイトル曲でもある「Californication」(カリフォルニケイション)もすごく良い曲です。

でも、このアルバムを買って聴くという事はなかったです。
ものすごく素晴らしいアルバムだという事は、よく分かっています。
毎日のように耳にしても、飽きるという感じはしなかったです。

しかしながら、良いアルバムだと分かっているけど、アルバムを聞くと異動した時の大変だった事ばかり思い出されそうになりました。
そんな感じで、YouTubeなんかで曲を視聴する事はあっても、CDでアルバムを聴く気にはどうしてもなりませんでした。

最近、僕が読者登録しているブログ(さやおさんのブログ)で、「スカー・ティッシュ」を紹介してあるのを見ました。 
ここ数年は、レッチリをあまり聴いていなかったせいか、聴いた時に素直に「ものすごく良いやん!」と感じました。

でもってアルバムとしても「カリフォルニケイション」を聴きたくなってきました。
Amazon(マーケット・プレイス)でチェックしたら、ボーナスCD付きの日本盤がなんと¥1~で出ていました。
レンタル落ちではない、状態が「良い」とされている中古盤です。

思わずポチッとしました。
で、昨日到着しました。
送料込みで351円です。
実質的に送料が商品代金の役割を果たしていますね。

早速聴きました。
1999年のリリースだから、今から17年前のアルバムです。
懐かしいと言うより、今現在聴いても充分に通用すると思いました。
全く古くさい感じはしない、とてもかっこいい音でした。

聴くと、仕事で大変やった事(や人)を思い出しそうで何となく避けていたCDです。
17年の時を経て、やっぱ良いわ~!と思いました。
17年経ってから改めて買って聴くとは、あの時どんだけしんどかったんや?と思います。 

奇しくも、来月ニューアルバムをリリース予定のレッチリです。
メンバーの多くは、もう50代半ばです。
音楽的にもビジュアル的にも、落ち着いてくるんでしょうね。

Red Hot Chili Peppers
「Californication」、文句無しの名盤です。