東京ディズニーシー・ファンタジースプリングス施設名称決定 | The Wonderful World of Disney

 

東京ディズニーシーを運営する株式会社オリエンタルランドは、東京ディズニーシーに2024年春ごろ開業予定の新テーマポート「ファンタジースプリングス」のアトラクション等の施設名称を発表しました。

 

 

プレスリリース:

https://www.olc.co.jp/ja/news/news_olc/20230824_01/main/0/link/20230824_01.pdf

 

上記、プレスリリースより内容を引用

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2024 年春(2024 年度第 1 四半期)に開業を予定する東京ディズニーシー8 番目の新テーマポート「ファンタジースプリングス」において、アトラクションなどの施設の名称が決定しましたので、お知らせいたします。


「ファンタジースプリングス」は、ディズニー映画を題材とした 3 つのエリアである「フローズンキングダム」(『アナと雪の女王』をテーマとしたエリア)、「ラプンツェルの森」(『塔の上のラプンツェル』をテーマとしたエリア)、「ピーターパンのネバーランド」(『ピーター・パン』をテーマとしたエリア)と、1 つのディズニーホテル「東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル」で構成されます。“魔法の泉が導くディズニーファンタジーの世界”をテーマとする総開発面積約 140,000 ㎡(うち、テーマパーク・ホテルエリア約100,000 ㎡)にわたるエリアに、アトラクション、レストラン、ショップ、ホテルなどの新しい施設を導入します。

 

【テーマパークエリア】
◆フローズンキングダム
「フローズンキングダム」は、雪の女王であるエルサが雪や氷を操る魔法の力を受け入れ、ディズニー映画『アナと雪の女王』が幕を閉じた後の幸せな世界です。映画のストーリーをたどるアトラクション「アナとエルサのフローズンジャーニー」では、ボートに乗って、「真実の愛」が凍った心を溶かす壮大かつ心温まる姉妹の物語を、映画の名曲とともに楽しむことができます。また、アレンデール城の中には、屋内のダイニングエリアのほか、遠くにフィヨルドの崖や山が見える屋根付きの屋外ダイニングエリアがあるレストラン「アレンデール・ロイヤルバンケット」と、映画に登場するサウナ付きの山小屋の主人オーケンが経営する「オーケンのオーケーフード」がオープンします。

 

◆ラプンツェルの森
「ラプンツェルの森」には、長い髪のプリンセス、ラプンツェルが小さい頃から暮らしていた塔がそびえています。アトラクション「ラプンツェルのランタンフェスティバル」では、年に一度のランタンフェスティバルへと向かうロマンティックなボートの旅で、フリン・ライダーと恋に落ちたラプンツェルが「今までで最高の日」を過ごす道のりを追体験します。また、酒場の荒くれ者たちが集うレストラン「スナグリーダックリング」では、さまざまな雰囲気のダイニングエリアでお食事をお楽しみいただけます。

 

◆ピーターパンのネバーランド
「ピーターパンのネバーランド」では、海賊船を散策したり、隠れ家で食事をしたり、仲間と一緒に海賊に立ち向かう大冒険を体験できます。アトラクション「ピーターパンのネバーランドアドベンチャー」では、冒険心いっぱいの元気な子どもたちの集団、ロストキッズの一員となったゲストが、ピーターパンやティンカーベルとともにフック船長と海賊たちからジョンを救出する、ネバーランドを舞台にした壮大な冒険の旅に出発します。ロストキッズが漂流した船の残骸などを集めてつくったレストラン「ルックアウト・クックアウト」では、ネバーランドの素晴らしい景色を眺めながらお食事ができます。また、「ピーターパンのネバーランド」には、ティンカーベルが暮らす妖精の谷「ピクシー・ホロウ」があり、アトラクション「フェアリー・ティンカーベルのビジーバギー」では、春夏秋冬 4 つの季節に分かれた「ピクシー・ホロウ」のさまざまな場所に荷物や小包を配送するティンカー
ベルを手伝います。

 

◆その他
東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテルの 1 階には、パーク内からのみご利用いただける商品施設「ファンタジースプリングス・ギフト」があり、お買い物をお楽しみいただけます。

 

【ホテルエリア】
◆東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル

「東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル」は、魔法の泉を囲むように立ち、ファンタジースプリングスの雰囲気を感じながら滞在を楽しめるパーク一体型のディズニーホテルです。「ファンタジースプリングス」の動植物や魔法の泉がモチーフの装飾に包まれた客室があるデラックスタイプ「ファンタジーシャトー」と、東京ディズニーリゾート®で最上級の宿泊体験を提供するラグジュアリータイプ「グランドシャトー」の 2 棟で構成されます。また、ホテル内にはパークに面した3 つの飲食施設があります。ディズニー映画『白雪姫』や『塔の上のラプンツェル』、『眠れる森の美女』をモチーフにした絵画が飾られたブッフェレストラン「ファンタジースプリングス・レストラン」、開放感のある大きな窓が特徴的なロビーラウンジ「グランパラディ・ラウンジ」。そして、「グランドシャトー」に宿泊するゲストのみがご利用いただけるレストラン「ラ・リベリュール」では、気品漂うダイニングホールから望む「ファンタジースプリングス」の景色とともに、シェフこだわりのフランス料理で、ディズニーホテルならではの至福のひと時をお楽しみいただけます。

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東京ディズニーシーの拡張エリアとしては恐らく最初で最後になるであろう「ファンタジースプリングス」の全容がみえてきました。文字通り新エリアそのものは「泉」がテーマとなっており、「冒険とイマジネーションの海」がコンセプトの東京ディズニーシーとは似て非なるものとなっていますが、それぞれのテーマに合わせたアトラクションやレストランが併設され、映画の世界観が大きく感じられそうです。昨今の社会情勢を踏まえたのか、効率化を重視した結果なのかが定かではありませんが、各レストランはカウンター形式であり、キャストがサーブするテーブルサービス形式でない点は気になりました。

ホテル・ミラコスタよりも上位に位置するファンタジースプリングス・ホテルもお値段と比例して最上級の体験ができるようですので、一度は泊まって体験したいものです。エンタメに消極的な今だからこそ、パークへ行く回数をセーブしてコツコツと貯めたいところです。一定ランクの客室に泊った人しか利用できないレストランというのも非常に気になります。クルーズトレイン、例えばJR東日本の「四季島」だったり、JR西日本の「瑞風」のように、お値段が高い分、滞在期間中の飲食と滞在に関わる費用が全て込みな設定であれば、それなりの値段設定でも満足度が高くなるのではないでしょうか。

現時点では明かされていませんが、新エリアが開業することで、当然ながら人気が集中することは避けられないかと思います。東京ディズニーランドの新ファンタジーランドとして美女と野獣やベイマックスの施設がコロナ渦でオープンしましたが、当時は感染症対策のガイドラインに沿って入園者数の上限が設定されていた中で、エントリー受付という名の抽選で体験人数を絞っていました。全てのゲストが新エリアに入ることはできましたが、ショップやレストランも事前予約制でしたので当日予約という選択もなく、またアトラクションも抽選に外れたら利用することはできませんでした。逆に、USJのようにエリアに入れる人数を制限することは直近でも実績がありませんが、ファンタジースプリングスはエリアの構造上出入りできるのが1か所だけですので、人数を絞るという点では入場整理券方式の可能性はあり得るのではないでしょうか。

もっとも、東京ディズニーシーにはメディテレーニアンハーバーという水上ショーを実施できるだけのスペースがあるわけですから、ショーを開催することで新エリアに人を流さない工夫はできるはずです。ですが、直近のイベント等を踏まえても、ハーバーグリーティングというご挨拶程度のミニショーで済ませてくる可能性は否定できず、水上ショー開催そのものの望みはかなり低いと思われます。

また、ハンガーステージやマーメイドラグーンシアターといった常設ステージでのショーも再開がされていない状況で、ドックサイドステージでもエリアの世界観とは程遠いジャンボリーミッキーの開催が継続されています。これらの施設を活用したり、グリーティングドライブのようなミニパレードを実施するのも、人流をコントロールするにはうってつけかと思いますが、果たしてどのような手を打ってくるのか、続報を待ちたいと思います。