カリフォルニア・ディズニーランドにあるスプラッシュマウンテンが、2023年5月31日をもって正式クローズすることがディズニーパーク公式アカウントより発表されました。これは、ディズニーアニメーション映画「プリンセスと魔法のキス」(The Princess and the Frog)をテーマとした新アトラクション「Tiana’s Bayou Adventure」へのリニューアルによるもので、同年1月23日にクローズしたフロリダ・マジックキングダムに続いて、米ディズニーパークからスプラッシュマウンテンが消滅することになります。いずれもオープンは2024年以降となっています。
スプラッシュマウンテンは、カリフォルニア・ディズニーランド、フロリダ・マジックキングダム、そして東京ディズニーランドの3か所にあるアトラクションです。フロリダは既にクローズしているため、6月以降でスプラッシュマウンテンが残るのは東京ディズニーランドだけとなります。
Breaking News! New artwork and details revealed for Mama Odie, appearing in the future attraction, Tiana’s Bayou Adventure! 💫 Check the Disney Parks Blog to see how we’re “digging a little deeper” into Tiana’s second act at Disney Parks, plus more news: https://t.co/7pd6sicLCf pic.twitter.com/Z9T4QzqZB8
— Disney Parks (@DisneyParks) April 12, 2023
1946年に公開されたディズニー映画「南部の唄」(Song of the South)をテーマにしたアトラクションで、劇中に流れる「Zip-A-Dee-Doo-Dah」は、アトラクションのみならず、東京ディズニーリゾート内の各所BGMでも使われており、誰もが一度は耳にしたことがある名曲の1つではないでしょうか。残念ながら、昨年8月にディズニーリゾートラインのリゾートゲートウェイ・ステーションでのBGMから削除されたことを皮切りに、一部施設においてもBGMが削除される動きが話題となりました。本記事投稿時点でも、舞浜駅1番線(蘇我方面)の発車メロディーおよびディズニーリゾートライン内の車内BGM等では、「Zip-A-Dee-Doo-Dah」を聞くことができますが、いつ削除されるかは明らかになっていません。恐らく、次に期間限定の発車メロディーに差し替えられた際に消滅するものと思われます。
スプラッシュマウンテンが好きという方は多くいると思いますが、原作の「南部の唄」を見たことがある方はほとんどいないでしょう。かつて日本でも一時期VHS(ビデオ)が販売されたのですが、人種差別を理由に批判を受けたため、早々に公開・販売停止となっているため、コアなディズニーファンでも内容を知らないという方は少なくはありません。良いか悪いかはさておき、現在も確実に見る方法としては、ニコニコ動画に7分割された日本語版「南部の唄」を閲覧することができます。
スプラッシュマウンテン自体は、原作のアニメーション部分だけが抜粋されており、アトラクションのストーリーは登場するキャラクターや世界観に合わせた独自の展開となっています。東京ディズニーランドのスプラッシュマウンテンがクローズするのも時間の問題でしょうか...。