HongKong Disneyland Hotel
香港ディズニーランドリゾートにあるディズニー直営ホテルの一つです。今回の旅ではこちらのホテルに3泊4日滞在しました。
入るとすぐ、ミッキーとミニーのブロンズ像が迎えてくれます。このブロンズ像は、東京ディズニーランドホテルのロビーにも飾られています。
ホテルは7階建てになっており、ロビーは3階に位置します。チェックインカウンターやフロントは3階にあります。チェックインの時間は15時から、チェックアウトは11時までとなっています。
ロビーに面したエレベーターの脇には階段があり、下の1階に進むとキャラクターダイニングの「エンチャッテッド・ガーデン」があります。また、1階には簡単な迷路があります。
あいにくの天気で分かりづらいですが、迷路の先は海になっています。風向きによっては潮の香りがすることがあります。
ロビーの様子を見てちょっと違和感を感じますね。実は「4階」の部分が白い壁で覆われています。正確にはここに5階があります。中国のお国柄な部分があるのですが、「4階」の4という数字が漢字の「死」を連想させることから、縁起の悪い数字として「4階」が存在しません。ロビーに面しているエレベーターは1・3・6・7階にしか止まらないのですが、他のエレベーターを見ても「4階」のボタンが存在しません。
香港ディズニーランドホテルとディズニーハリウッドホテルでは、無料のWiFiに接続することができます。宿泊利用でなくても接続可能です。
手順は簡単で、スマホやiPod touchのWiFiをONにし、「Guest Free WiFi」に接続します。続けてブラウザを立ち上げ、画面の「Accept(承認)」を選択すればインターネットに接続できます。
すべての客室、ならびにホテル施設でWiFiが飛んでいるので、不自由はないかと思います。中国本土のWiFi事情とは異なり、日本と同じ手順で接続、利用できます。
こちらの承認で、香港ディズニーランド内でのWiFi接続も可能となります。香港ディズニーランド内のWiFiと同じで、中継点(アクセスポイント)をまたいだ通信はできません。なので、ロビーで接続したまま、離れた客室まで歩きながら通信をしても、ロビーでの中継点からの通信が切れると、再度接続し直す必要があります。
今回は7階にある「7114」という客室に宿泊しました。ドアに貼ってあるように、「イースタールーム」になっています。
客室内はこんな感じです。ドアのステッカーとベットに敷かれたペラペラなシートがあるだけの簡易的な装飾です。
バスルームは、浴槽とシャワールームに分かれていて、シャワールームはガラス張りになっています。
洗面台には、アメニティーがあります。H2Oのシャンプー類は、ロビー階にあるショップでも詰め替えボトルが販売されています。
コーヒーメーカーや湯沸かしポットなども標準装備です。後述するラウンジを利用すれば、こうしたアイテムを使うことはないですが...。サービスのミネラルウォーターは持ち帰りOKです。
香港のコンセントは、イギリス領であった面影からか、三口が特徴の「BFタイプ」が一般的です。こちらの客室では、計5か所のコンセントがあり、そのうちの1か所テーブル脇にあるコンセントだけ、日本と同じAタイプの変換プラグが用意されています。電圧は220Vです。撮影機材を持ち込んだり、グループで滞在される場合は延長コードや対応した変換プラグがあるといいでしょう。テーブル脇には、有線LANのポートが2口あり、テーブル下の引き出しにケーブルが1本用意されていました。
客室はパーク側に面しており、木々の奥にはグリズリーガルチが潜んでいます。夜には、花火が少しだけ見えます。
香港ディズニーランドホテルとディズニーハリウッドホテルでは、夜の花火「Disney in the Stars」の時間帯だけ音源が流れるチャンネルが用意されています。花火の時間にしか流れず、悪天候などにより中止となった場合は流れません。今後行かれる方は是非音源を録音してYou Tubeにアップしてくださいね(笑)
テレビの下にはDVDプレーヤーがあり、ラウンジでディズニー映画のDVDを無料でレンタルできます。これと言って見たいチャンネルはなかったですね。
7階にある客室のほとんどが、夕方に清掃の入る「ターンダウン」が実施されます。
前述したアメニティーを余分に持ち帰りたい場合は、夕方の清掃が入る前に一度回収しておくと、全部補充してくれます。ターンダウンが実施されるホテルすべてにおいて言えることですけどね。
イースタールームの他に、10周年をイメージしたお部屋もあるようです。
また、廊下を進むと、1室だけあるスイートルームがあります。
その名も「Walt Disney Suite」です。お値段は20万ほどで、ホテルミラコスタのような50万円もするようなランクの部屋はありません。
Crystal Lotus
香港ディズニーランドホテルのロビー階(3階)にある高級中華レストランです。今回の旅では、昼食と夕食の2回訪れましたので、レポしておきます。
格式高い中華レストランって感じですね。(←言葉見つからずw)
まずは、昼食から。ランチタイムは、点心などの一品料理がメインとなっています。一部のメニューは事前予約制です。今回は家族に予約を取ってもらったので、詳細は聞かずに入店しました。
↑スターウォーズがテーマの飲茶
↓ミッキーフェイスの海鮮チジミ
↑ミッキーシェイプの大根餅
↓オラフシェイプのあんまん
↑ダッフィーとシェリーメイのあんまん
↓ベイマックスシェイプの肉まん
↑ミニーシェイプのエビシュマイ
↓マンゴープリン フルーツ添え
最後は追加オーダーしたツムツムの三色ゼリー(確か)
私が直接予約したわけではないので、予約の方法は把握していませんが、レストランの予約とは別に、これらのメニューの予約が必須のようです。ディズニーキャラクターの点心がいきなり目の前にきたときはびっくりしましたね(笑)
続いて、夕食の様子。今回は、香港市内には行かなかったため、このレストランで本格的な中華料理を堪能しました。
10周年記念の特別カクテル「Birthday Cooler」というノンアルコールカクテルをオーダー。
ベースはアップルジュースで、色付けのシロップと炭酸が入るドリンクです。5周年記念の人気No.1のメニューだそうです。
メインに選んだのは「北京ダック」
日本だと高いしあまりおいしくないこの料理は、やはり中国で味わいたいですね。
目の前でカットしてくれます。
見事な手さばきです。
北京ダックって、思いのほか食べれる部分が少なく、余った肉片を使って炒飯にしてもらうことができます。追加料金です。
日本のお米と違ってパサパサしているのが気になりますが、具がしっかりしているので、かなり食べ応えがありました。盛り付けでいうと9人前の量でした(笑)
食事の最後は、蟹を使ったスープ。とろみがあっておいしかったです。
下手に香港市内のレストランに行くよりかは、クリスタルロータスで食事した方が無難かと思います。
Enchanted Garden
香港ディズニーランドホテルの1階にあるブッフェスタイルのキャラクターダイニングです。日本人からは「エンチャ」の愛称で親しまれています。
エンチャは2部構成でゲストを入れており、1部が17:30から19:30、2部が20:00から22:00までに分かれています。予約もどちらかに入れることになります。登場するキャラクターやそのキャラクターのコスチュームは、季節やイベントに合わせて変動します。
まずはレストランの様子を。
長~いカウンターには右から和食・中華・洋食・前菜の順番に料理が並んでいます。和食は、寿司やそばといったメニューが並んでいます。
真ん中は中華エリア。シュウマイなどの点心をはじめ、オーダー制のワンディッシュメニューがあります。
中華と洋食の間に、ローストビーフをカットしてくれるエリアがあります。お肉の種類も5種類あります。
天ぷらや照り焼きチキンといった和風テイストのメニューも混じっています。
一段下がったコーナーには、フライドポテトや海老フライといったお子様向けのメニューも揃っています。上の写真左側には、グミやキャンディーなどのお菓子もあります。
一番左のコーナーは前菜で、蟹などのシーフードメニューが揃っています。
一か所だけ突き出たテーブルがデザートコーナーになっています。ディズニーキャラクターをイメージしたデザートが並んでいます。
1品ずつ食べても全種類食べるのは難しいかなと思います。
気になるのは、キャラクターですよね(笑)
今季はミッキー、ミニー、チップ&デールでした。
残念ながらキャラクターは1回ずつしか回ってきません。また、別料金のバースデープログラムをやったテーブルに飛び入り出張することも多々あり、最悪の場合グリの途中で引き抜かれるケースがあります。また、1部から2部にかけてまたいで予約を入れることも可能ですが、1.5倍の値段がかかります。
独自調査にはなりますが、エンチャは世界のキャラクターダイニングでトップ2に入る値段の高さで1食約1万円します。トップ1とトップ3は、ディズニーランドホテル(パリ)にあるインベンションズのスペシャルブランチ(約3万円)とサンデーブランチ(約8千円)です。キャラクターの塩対応さは多少許容範囲ですが、料理の味と種類は値段に見合うラインナップです。
Magic Kingdom Club Lounge
香港ディズニーランドホテルの7階にあるラウンジです。一定のランク以上の客室に宿泊した人しか入れないVIPスペースになっています。
そもそも、ホテルの7階には専用のカードキーがないとエレベーターで上がることができないようになっています。そのため、7階の客室は、一部を除いてラウンジが利用できるランクの部屋になっています。
最初のチェックイン時もしくはチェックイン前の荷物を預ける際は、一度フロントのキャストにお願いをして7階まで案内してもらう必要があります。
こちらではチェックイン時のウェルカムドリンクの提供や、朝食サービス、夕食(軽食)サービスがあります。カードキーの提示と部屋番号を伝えれば、ラウンジが空いている時間いつでも利用可能です。
日中帯は、クッキーやお菓子がセルフサービスとなっています。
こちらは朝食の様子↓
朝食は、ミッキーワッフルやスクランブルエッグなどの朝食メニューをはじめ、中国らしくシュウマイとエビシュウマイがあります。
3泊4日で、3回朝食を利用しましたが、メニューはオードブルとパンの種類が1種類ずつ変わっただけで、他はすべて同じメニューでした。
続いて夕食(軽食)の様子↓
ラウンジでは、夕食の時間帯に軽食が提供されます。一口サイズの料理が並んでいます。それほどお腹が空いていなければ、十分かなと思います。
種類は少ないですが、ビールやワインなどのアルコール類もあります。オリジナルのカクテルなどはなく、ファンタオレンジやコーラなどの缶ジュースか、コーヒーや紅茶といったシンプルなメニューです。
カプチーノを頼むと、シナモンパウダーをかけてくれます。
そして、このラウンジ最大の特典が夜にあります。
こちらのラウンジでは夜になると...
パジャマ姿のミッキーがグリーティングしにやってきてくれます!
他にも...
ミニーやドナルドが登場します。
日本人の間では「パジャマグリ」と呼ばれているここだけでしか会うことができないパジャマ姿のキャラクターです。今季は夜20:10と同時にラウンジにやってきました。残念なことにキャラクターは一夜で一匹しか来ません。そして、その日誰が来るかは完全なるシークレットで、その時のお楽しみになっています。今回の旅では、偶然と奇跡が重なり、5/1にミッキー、5/2にミニー、5/3にドナルドが登場しました。
私の知人には、「3日連続でミッキーが来た」や「楽しみにしてたのにドナルドが来てがっかりした」という声を耳にしていたので、3日目にドナルドが来たときはガッツポーズでした。今年の運を使い果たしたと言っても過言ではないですね。
ラウンジ内は12個のテーブルしかないため、着席できなかったグループは入口付近で待機し、グリが終わって退席したテーブルに着席するか、入口で写真を撮るかのどちらかでした。当然ながら、1グループにつき1回しか回ってきません。
私が独自に入手した情報によると出てくるキャラクターは曜日ごとに決まっているようです。
月曜日:ミニー
火曜日:ドナルド
水曜日:ミッキー
木曜日:ミニー
金曜日:ドナルド
土曜日:ミッキー
日曜日:ミッキー
なので、5/1から5/3までこの法則で出てきたことになります。キャラクターの事情によってはバトンタッチすることもあるようですが、原則この順で固定しているようです。2016年5月時点での情報なので、無予告で変更になる可能性は十分考えられます。参考程度にどうぞ。
グリーティング実施のため、20時で夕食(軽食)が片づけられます。確実に座席を確保したい場合は少なくとも19時30分までにはスタンバイしておきたいところです。ラウンジ内は冷房がガンガンに入っていてかなり寒いため、夏場であっても1枚羽織るものを用意しておいたほうがいいでしょう。まぁ、ピンクのスケスケパジャマで入ってきた日本人女性2人組がいましたけど...、間違ってもそんな真似はしないようお願いしますね(笑)
グリーティング自体は20:30で終了します。これは20:30から香港ディズニーランドで花火が開催されるからです。ラウンジには、15人ほどが入れるベランダがあり、花火の時間帯に外に出れます。ベランダとラウンジ内にスピーカーがあり、花火の音源がそのまま流れます。ただ、花火は城前から発射される本数が多く、空高く打ちあがらないので、ラウンジからはほとんど見えません。
よほどの悪天候でない限り、花火は実施されるため、チェックアウトした日の夜にとっておくのもいいでしょう。今回の旅では、滞在最終日に花火を城前で鑑賞し、そのまま空港へ向かって日本に帰りました。旅行のプランを立てる際の参考になればと思います。
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香港ディズニーランド特集いかがでしたでしょうか。香港の地にディズニーランドができて10年。次に足を運ぶときには、また違った感動を与えてくれるでしょう。
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今年のゴールデンウィーク、私は夢を見ていたのかも...。
なんてね!