林業技師&昆虫養殖者・星雫(セイレーン)です
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今月は

明日から新入社員研修のために東京に行くため、今月中の更新は致しません。研修先はナント自衛隊!我が社のボスが元々陸上自衛隊OBと言う事で、我が社の新入社員は2週間自衛隊で研修を受けるのです。とりあえず、明日熊本空港(九重町は熊本空港のほうが近い」から、東京に向かって行って来ます。

千葉県出身として

千葉ロッテマリーンズの下克上を今、福岡ドームで見ました!ありがとう、千葉ロッテマリーンズ!千葉県出身である事を、これほど誇りに思った事はありません!日本シリーズは中日でも巨人でもいい。できる事なら(中日ファンの方には申し訳ないですが)巨人を叩き潰してやりたいです!

わが町、九重町

大分県に移り住み、現在住んでいるのが玖珠郡九重町です。昆虫支社は久住高原の麓にあるため、私は比較的近くの九重町に住んでいます。尚、九重町は「ここのえ」で、久住高原は「くじゅう」と呼ぶので、最初の内はかなりややこしかったです。九重町は日田市や湯布院に近いし、家賃が安いので結構気に入っています。


たいていは日田に遊びに行く事が多いですが、九大線で久留米に行く事もあります。日田にはそれなりのゲーセンとかもあるし、不自由はしていません。今住んでるのは¥20000の借家ですが温泉が沸くし、結構広いのですが、1人で住むのには(かなり夜は)気味が悪くて、この前は野良猫が入って来た時に「お化け」と間違えて大騒ぎしました。その野良猫は今、我が家で飼っています。ただ私はどちらかと言うと犬派なのですが、猫も可愛いもので、今では情もできてきました。現在は昆虫支社の研究棟の新築と、独身宿舎の設計をやっていますが、私は九重町から離れる気はありませんし、九重町に対する不満もありません。「とにかく気にいってる」ただそれだけです。

きのこ酒

大分県は干し椎茸の生産が日本一ですが、きのこでお酒が作れる事は、あまり知らないでしょう?一番簡単で手に入りやすい、干し椎茸でのシイタケ酒の造り方を説明します。きのこの軸の先端には、地面や木についていた部分があり、 この部分を「石づき」と言いますが、これを取り除いて傘と柄を切り離し、傘は幅が約3㌢ほどの短冊切り・柄はそのまま縦切りにして、これを砂糖200㌘と共に35度のホワイトリカー1.8㍑に漬け込み、2ヶ月間熟成させます。色が濃褐色になる場合は早めに椎茸を取り除き、淡い黄褐色に仕上げます。椎茸の状態にもよりますが、理想的なものは淡い黄褐色です。


このシイタケ酒の効果は、滋養強壮・虚弱体質改善・骨軟化症、クル病の予防。また腫瘍や癌予防の効果を発揮するので、煙草を吸う人は、この「シイタケ酒を作って呑むといいのでは」ないでしょうか?

害虫の基礎知識

世の中には様々な害虫が存在していますが、ここでは害虫の分類を分けてみました。一部私情が入っているので、悪しからず(笑)


◆ニューサンス(不快生物)
☆見かけ上や衛生観念上、それが存在するだけで人間に不快感を与える生物。
ゴキブリ・ハエ・ゲジゲジ・ムカデ・チョウバエ・カメムシ・ナベツネ・クモ・大半のなでしこジャパンの選手・朝青龍など。

特にナベツネはニューサンスの極みですよね。一昨日「10億円補強だ!」とバカな事を言いましたが、ナベツネのやっている行為が「巨人とプロ野球の人気を低下している事に、全く気付かない」とは、まさしくニューサンス。後、なでしこジャパンは、どうやったら「アレだけブスが揃うのか?」不思議で仕方がないです。尚、我が社のボスは食事中に沢穂希の顔を見た瞬間、ショックを起こして入院した笑い話があります。


◆ベクター(媒介生物)
☆人間に疫病や食中毒菌を媒介する生物。
ねずみ・ゴキブリ・ハエ・蚊・ツツガムシ・ノミなど
赤痢菌や食中毒菌を運ぶねずみやハエ・ゴキブリ、日本脳炎を媒介する蚊・ツツガムシ病を媒介するツツガムシなどが知られています。また戦後の日本では発生例がないのですが、疫病のペスト菌を媒介するノミや、さらにそれを身体に付けて運ぶねずみ類がベクターの代表例でしょう。

◆吸血、刺咬害虫
☆人間を吸血したり、刺咬して害を与える害虫。
ダニ・ノミ・アブ・蚊・アブ・ムカデ・アリガタバチ・スズメバチなど。

ハチの場合、ミツバチは貴重な畜産資源なのですが、スズメバチやアリガタバチはただの害虫で、特に林業仕事において、これほど厄介な害虫もいません。私も何度、高知の嶺北でスズメバチに追い回された事やら....


◆異物害虫

☆食製品や包装紙製品に混入して製品のイメージにダメージを与える害虫。
メイガ類・チョウバエ・アリ・ゴキブリ・蚊・ハエ類・ケナガコナダニなど、製造工程や搬送中に期せずして混入してしまう害虫類。

これらは「故意」に製造中に入れるケースもあり、害虫とは違いますが今年3月に起きた中国毒餃子事件は類似するもので、またパン工場の製造であるバイトをした人なら分かると思いますが、パン工場の労働環境は大変悪く(鳥肌実氏の演説参照)、一部では「アウシュビッツ」と呼ばれているとか?これにブチ切れたバイトの派遣社員が異物を入れる可能性も無きにあらずなので、パン工場の労働改善は本気で取り組むべきでしょう。

◆貯穀害虫
☆備蓄してある穀類を食害する害虫
コクゾウムシ・コクヌストモドキ・シバンムシ・メイガ類など。

近年ではあまりお目にかかりませんが、栗の中にたまに入っている害虫の幼虫は、この分類に当たります。

◆建物害虫
☆文字通り建物や構築物に害を与える害虫(上記衛生害虫とは一線を画します)
シロアリ・キクイムシ・カミキリムシなど。

近年はシロアリと共生をした上で、エネルギーを創生する試験が行われており、これはこれで、また今度説明したいと思います。

木材の基礎知識

何気なく歩行者通路に生えている樹から、山林地帯の樹まで、樹と言うものは身近な資源であり存在です。木材を化学成分で分析すると、C(炭素)が約50㌫・H(水素)が約6㌫・そしてO(酸素)が約44㌫で、この元素組織は樹種が異なっても、ほとんど変わりません。N(窒素)が含まれていない事に気付いた人もいるかと思いますが、木材には窒素は、ほとんど含まれません。木材は生命活動を終え、細胞の内容物を持たない死んだ細胞から構成されます。

木材を構成する細胞壁はセルロース・ヘミセルロース・リグニンに大別される、高分子の化学成分によって構成されています。これら3種の化学成分は、どれもC・H・Oだけを元素として含む化合物です。木材の化学成分の覚え方に「蝶」と言う覚え方がありますが、炭素・水素・酸素の元素記号でC・H・O(蝶)と読む事ができるのです。


木材は古くから燃料として利用され、今も木材の総需要量の約半分が「燃料としての利用」です。木材が燃料として長い間使われたきた理由として、木材を完全燃焼させるとH2o(水)とCo2(二酸化炭素)だけが生成し、他の有機物の燃焼の際に問題となる、NOx(窒素酸化物)やSOx(硫黄酸化物)が発生しないと言う点も理由でしょう。

樹を燃焼すると水と二酸化炭素になります。これを逆に考えると、樹は光合成過程で光エネルギーを使って水を分解して得た水素を二酸化炭素に与えて、二酸化炭素を炭水化物として固定化したものと言えます。そして、二酸化炭素を固定化するだけではなく、それと同時に酸素をも作り出しています。


この様に樹と言うものは、太陽光エネルギーを利用した二酸化炭素の固定化によって、「木材」と言う資源を作るほか、同時に他の生物が生きる上で必要となる「酸素」を作り出しています。「たかが樹」かもしれませんが、樹の存在は地球上の生命活動の維持に、大きな影響を持っているのです。



製紙専用樹木の話

ご存知の通り、紙は「木材」から作ります。木材から紙を作るには「パルプ」と呼ばれる「紙の原材料」を作る必要があります。これが結構面倒な作業で、木材の細胞を一つ一つほぐして取り出してパルプができ、そのパルプを機械で漉く(すく)事によって、初めて紙ができるのです。手漉き和紙の作業を見た方も多いと思いますが、洋紙の多くも、原理的には同じ方法で作られます。


木材からパルプを作る過程で厄介な存在が「リグニン」と言う、高分子フェノール性化合物の存在です。リグニンは、セルロース・ヘミセルロースと並ぶ木材の主要成分の1つですが、木材の細微な構造を「鉄筋コンクリート建築物」に例えると、セルロースが鉄筋・リグニンはコンクリートのような存在で、木材の強度を保つために重要な高分子フェノール性化合物ですが、パルプを作る際にはリグニンをある程度「破壊」しなければなりません。

パルプ工場では、木材を薬品の入った溶液の中で煮る事により、リグニンの分解後、木材をほぐしてパルプを作ります。リグニンは茶色なので、漂白する事で残りのリグニンを取り除き、セルロースを主成分とする「白いパルプ」を作りますが、この時に原料となる木材に含まれるリグニンが少なければ、パルプ製造に必要な薬品量も少なくなり、ひいては環境負荷の軽減につながります。


現在、「リグニンの少ない木材」を遺伝子組み換えによって作り出す試験が日本をはじめ、複数の国で進められています。リグニンを作るための遺伝子の働きを調整する事によって、木材中に存在するリグニンを減らすと言う試みです。木材中のリグニンを減らす事は、逆にセルロースの割合が増えると言う試験データもあり、同じ量の木材から、より多くのパルプを得られるような木材の試験植栽が行われております。


試験後のいくつかの木材は「実用化の段階」に進んでおり、いずれリグニンの少ない樹が植栽された森林から、「製紙専用木材」が山から切り出される日は、もうそう遠くない所まで来ています。

竹の話

竹は温帯で育ちます。日本ではマダケ・破竹・孟宗竹が主流ですが、当然の事ながら、北海道では竹林をほとんどお目にかかれません。孟宗竹は太くて「筍」を取る竹として知られていますが、青森県が生産地の極限です。

細いマダケと中間種の破竹は日本古来の在来種で、ともに筍を得る事ができ、特に破竹の筍は甘味がある事を知る人は少ないでしょう。それ位に筍=孟宗竹の筍が有名だからです。


竹と、竹の英語表記の「バンブー」は全く異なる植物で、竹は地下茎を横に伸ばしますが、バンブーは亜熱帯に生息し、分蘖=ぶんけつ(1本の根元からつぎつぎと茎を増やします。 この茎の枝分かれを分蘖と言います)して、縦に株立ちします。また、これらをタケ科・イネ亜科・イネ科と分類する林学者がいて、それぞれに見解があります。似たようなものにゴリラ・チンパンジー・オランウータンをショウジョウ科と分類する学者と、ヒト科と分類する学者がいます。もっとも、霊長類の事は林学者の私には分かりかねますが。


竹の地下部分には根と地下茎があり、根は竹の直立を支える力を持ち、また水分・栄養分を吸収します。地下茎は竹の幹と同様に節があり、その節から筍が発生します。根は土に食い込んであって、簡単には掘り出せません。その根の先から地下茎が横に伸び、地上20㌢程度に横に広がっています。地下茎にもヒゲ根があり、10年程度生えています。


竹は「樹か?草か?」と言う議論があり、これを知る事で、竹の特性を知る事になります。竹は樹にも草にも類似する部分もあれば、また全く異なる部分もあります。竹の幹や稲の茎は中空なので、樹木とは異なります。草同様に竹にも年輪はありませんが、草との共通点は成長の早さ。草がいくら遅くても数ヶ月で成長するものの、竹はわずか100日で成長を終えます。一方で樹との共通点は幹が木質で固い事、そして竹は大きくなる(伸びる)事で、草との決定的な違いは、草は1~2年で枯れるものの、竹は十数年の寿命があります。一方の樹との決定的な違いは、樹は成長する事によって年々太くなるものの、竹は全く太くなりません。


これは竹の本場・京都府林業試験場が、筍の名産地の乙訓の竹林で3ヶ月間の計測調査によって明らかになったもので「竹の太さは、成長を停止させるまで変わる事はない」と結論付けました。結局竹は、草でもなければ樹でもなく、竹は竹で独立した植物と言えます。マダケは60年・孟宗竹は120年に1度花を咲かせると言われ、その花は稲の花によく似ているそうです。竹は花が咲くと枯れると言いますが、孟宗竹は「花が咲き終わっても枯れない」と言います。しかし竹の花については未知の部分も多く、また竹そのものも未知なる植物です。


ただ言える事は竹林を管轄するのは、国なら営林署・地方自治体なら林業関係部署ですが、竹製品の試験は林業試験場ではなく「工業試験場」で大半が行われており、全くややこしい植物です。

引越し、ご苦労様!

昆虫支社長の真奈美さんが、私が赴任する前に別府に廃業した旅館を購入して、マイホームを持つ事になりました。彼女は、もう大分に根を張ると決めたんでしょうね。今日は昆虫支社のスタッフ全員で、真奈美さんの引越しをやる事にしました。真奈美さんが頼んだ訳ではなく、私たちが自主的にやろうと。それ位、真奈美さんの存在って支社長を超えたものがありますから。


引越しと言っても(女性の割には)質素と言えば失礼ですが、サイドボードと箪笥・パソコンetc.の家電製品を除けば昆虫に関する難解な書籍&バイクの雑誌しかなく、後はわざわざ大切に保管していた鹿島アントラーズの歴代のユニフォームと、サッカー日本代表(ドーハ時代から現在まで)のユニフォーム位で、これだけは真奈美さんは見せてはくれたけど、触らせてはくれませんでした。


大分市内の繁華街に近い真奈美さんのアパートから、別府の温泉街に軽トラック(昆虫支社で使っているものです)で荷物を運び、引越しの後は自慢の温泉に入って、全員でお寿司で乾杯!ただ、真奈美さんは煙草を吸う人だから、お箸でにぎり寿司を食べていた(煙草の臭いが魚に付くと言う事)し、お酒が全くダメな養蜂係長のチャコさんだけがジュースで乾杯して、言うまでも無く帰りは唯一飲酒をしていないチャコさんの運転で、参加者はトラックの荷台に乗せられて、それぞれの家(養蚕係長の瑞穂ちゃんと、同じく養蚕担当の穂多琉ちゃんは、昆虫支社に元々住んでいたので昆虫支社の社宅で)に。私は昆虫支社から離れた九重町に住んでおり、チャコさんも湯布院に住んでいるので私を九重まで送った後、湯布院にチャコさんは帰って行きましたが「早く宿舎を設計して、施工して、建てないといけないなぁ」と思いました。もっとも、私が住んでいる九重町の家は「大分に来て、既に(中古の平屋建てとは言え)購入したもの」で、私も大分に根を張って生きると決めていました。

森林浴の勧め

森林は木材の生産の他、地球上の酸素を生み出し、野生鳥獣の住処として、また水源の元としてなくてはならないものです。この森林を歩く事はリフレッシュ感を生み出し、自然の恵みに感謝する事ができ、また健康な肉体・精神を養う効果があります。私は煙草は吸わないし、お酒もあまり呑む方ではないし、ギャンブルもGⅠの時位しかやりませんが、森林浴は晴れた日の休日は必ず行っています。日頃の喧騒を離れて、森林を歩く事で自分の肉体・精神をリセットし、明日への活力のために森林浴は、私にとってはなくてはならないものです。


生物は自然によって生かされ、また自然を利用して「持ちつ持たれつ」の関係ですが、自然を大切にしない事の報いは、70年代の四大公害で学んでいるはずです。工業に反対をする訳ではありませんが、急速の都市化による自然破壊や、ゴルフ場の建設などは自然を壊す行為で、自然を慈しむ行為は常に持っておきたいものです。

国を作っているのは人間であって、その人間同士が触れ合う事でしか、自然を愛して慈しみ、また新しい物事を生み出していく事はできないと私は考えます。チョット真面目過ぎるかもしれませんが、私は常に、人の繋がりを大切にして生きたいし、その中でもただ純粋に貧富や・男女を越えて「人間としての純粋な繋がり」を持って生きたいものです。