メディカルアロマ | forestwalkingのブログ

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2013年の暮れに、突然この世を去られた、理学博士 藤田忠男先生の研究を掲載していくブログです。

日本の科学的メディカル・アロマテラピーの出発
■メディカル・アロマテラピーは医療ではなくサービス業

メディカルという用語が医療を意味している。Medicinal の方が適切な語彙だ。一般的には、メディカル用語が使われてしまっている。 それで、科学的メディカルアロマテラピーによりアロマテラピストがホメオスタシス維持のための施術をすることになる。 医療とサービス業が明確に区別できるようにすべきだ。

メディカル・アロマテラピストがクライエントに施術するたびに、医師の資格があるのかと問われる。 医師の資格の上に、薬草学の資格があるのかを問われる。看護師の資格ではメディカル・アロマテラピーの施術はできない。 看護師は医師の指導のもとで施術を行う。 法律の中でメディカル・アロマテラピー施術ができる人を決めていない。だれでも施術できると解釈されている。 日本にメディカル・アロマテラピーの資格団体があるが、そこで、メディカル・アロマテラピーが定義されているのか。 メディカル・アロマテラピストの業務内容が明らかになっているのか。 施術をサービス行為といいながら、 施術の責任をすべてクライエントの自己責任になすりつけるのであれば、メディカル・アロマテラピストの業務を放棄したことになる。 日本の国民は既に気がついている。 それで、科学的メディカル・アロマテラピーを位置付ける必要がある。 黒魔術のメディカル・アロマテラピーでは、ひとは寄りつかなくなる。



■メディカル・アロマテラピストに何が出来るのか

メディカル・アロマテラピーはフランス流の言葉だ。フランスでは医師が施術をする。アロマテラピーの始まりから医療であった。 戦場で精油で施術したジャン・バルネは軍医であった。 日本では看護師がメディカルアロマテラピーを施術している。病気の予防や症状改善が目的になる。 そもそも、日本でのアロマテラピーは病気の治療を目的とするものではない。精油は医薬品ではないので医療には使えないのだ。

メディカル・アロマテラピーでは精油を使うが、嗅覚刺激により大脳辺縁系や自律神経系に効果も確認されている。 老化による認知症、睡眠困難などに精油の嗅覚刺激が効果があることは知られているので、 病院や介護施設ではアロマテラピーが施術されているという。 終末がん患者のホスピスで心の癒しに精油が効果的であることはわかってきた。

一般のアロマテラピーは美容目的 (aesthetic aromatherapy) で施術されているが、 メディカルアロマテラピーは、病気の予防や症状改善を目的としているので区別されている。 イギリスで発展した美容目的の aesthetic aromatherapy は、医療目的のメデイカルアロマテラピーと区別されている。

しかし、実際の病院で主な治療方法としてメデイカルアロマテラピーが利用されることはない。 西洋医学の補完代替医療として利用されている。

フランスやベルギーでは精油治療に保険が適用される。医師が行う医療行為として認められている。 英国ではがん末期の終末治療にアロマテラピーが施術されている。保険適用されないのが現状だ。 英国ではいくつかの補完代替医療の中でアロマテラピーが多く施術されている。



■メディカル・アロマテラピストの用語はない

メディカルは医学的という英語であるが、アロマテラピストという用語はない。アロマセラピストになる。 念のために、メディカル・アロマセラピーという。日本で通用している用語の意味がわからないことになる。 メディカル・アロマテラピストさんは何をするひとかも想定できないことになる。 それで医療機関で働くことはできない。職業呼称がないと仕事をもてない。 民間資格会社でメディカル・アロマテラピスト資格を発行しているためだろうか。 メディカル・アロマテラピストは黒魔術をやっている職業不祥のあやしいひとの扱いになるだろう。 美容師などの職業を選択した方がよいと思う。

開業医でも地方の大学を卒業して都会で開業しても患者はこない。 職業不祥の扱いのメディカル・アロマテラピストが開業しても客はこないのではないか。



■日本のメディカル・アロマテラピー

日本では精油に対して保険適用はない。アロマテラピー・マッサージは看護師や理学療法士がおこなっている。 病院やクリニックで施術されているが、患者が精油代金を現金で支払うことが困難であるという。 精油は高価なものが多い。 年よりに高価な精油を買わせるのか。 鳥取大学病院内の薬局で精油が販売されているところもある。患者がそこで雑貨品として買うわけだ。 精油は日本では医薬品などの薬事法で承認・認可されていない。単なる雑貨や香料で流通してるものを使っている。 医薬品として税関を通過して流通しているものではない。雑貨店で販売しているものを病院の施術で使うのか。 医療目的で使われる程度の品質管理をしているわけではない。業者に法律で定められた品質管理義務があるわけではない。 そのような製品が病院などの医療施設で使われたときの責任賠償問題も生じるが、保険適用されなくて当たり前の問題だ。 保険適用されるには精油が医薬品として承認される必要がある。膨大な開発コストがかかるが誰も投資はしない。



■メディカル・アロマテラピーの問題点

病院などの医療施設では医薬品として承認・認可されていない精油が血中体内循環に入ることを知りながら、 メディカルアロマテラピーという医療行為を施術していることにある。 精油に関して安全性などの臨床試験データや用法用量も確立されていない。 医療従事者のアロマテラピー精油に関する知識も充分とは言えない。 メディカル・アロマテラピーによる病気の予防や症状改善のレポートも多くはない。 それで、メディカルアロマテラピーと美容目的のアロマテラピーとの違いが見られない。

東京都内のアロマテラピー参考価格を下に書いておく。最近は医院内でアロマテラピー施術サービスが行われている。 下の例では皮膚科でのアロマテラピー施術の例です。 Aesthetic aromatherapy はエステティッサロンで行うものとは違います。イギリスより導入された手法です。 アロマテラピーはフランスでは医療技術として発展したものが日本に入ってきたものです。