| ■ローズマリー精油の臨床応用
Rosemary (Rosmarinus officinalis) はよく使われる植物で、水蒸気蒸留法で精油が採られる。 今でも、地中海料理に使われるスパイスだ。 ローズマリーは、生理の経血を増加させ、尿量増加、消化改善、血流を増加させ、記憶を改善し、 筋肉痛を軽減し、筋肉痙攣等の作用があることは、科学的証明はないものの伝統医療として知られていた。 静脈血栓症については科学的研究はある。 |
| ■ローズマリーのいくつかの臨床効果
ローズマリーの葉は食べられる。ヨーロッパでは古くからメディカルハーブとして摂取され安全性は高い。 ローズマリー精油は局所に塗布して筋肉痛やリュウマチを軽減する。このとき、血流を改善する。しかし、科学的な証明はない。 毛髪脱落の患者に対してローズマリー精油で頭頂部をマッサージすると毛がはえてきた。プラセボ群と比較した結果はよかった。 しかし、ローズマリー精油が毛が生えた原因とはいえないという。 食品媒介性病原体の成長を阻害する効果もある。 ローズマリーは記憶と集中力によい。他のにおいのよい精油とともに使うと、怒りを抑える効果がみられるという。 特に、ラベンダーとともに用いるとよい効果を示すという。 |
| ■ローズマリーの安全な使いかた
子供にはローズマリー精油を近づけてはいけない。 お茶を飲むことはできる。チンキ剤、抽出物を摂取できる。風呂にいれることもできる。 他の精油といっしょにトニックに使える。 乾燥した植物で1日に4-6グラムは摂取できる。ルーズマリー精油は毒性が強く経口では摂取しないこと。 流産の危険があるので、妊婦、通院している女性はたくさんは摂取しないこと。大量摂取はいずれにしても毒性が強い。 高血圧患者はローズマリーを摂取しないこと。 適切な量では安全ではあるが、時にアレルギー反応がでることもあり、たくさん摂取すると、はきけ、痙攣などの副作用がでることがある。 |
| ■ローズマリー精油の相互作用
ローズマリーは血液凝固に影響する。 抗凝血作用薬、 Warfarin (Coumadin)、 Clopidogrel (Plavix)、 Aspirin とともにローズマリーを摂取しないこと。 抗高血圧薬 (ACE inhibitors)、 Captpril (Capoten)、 Elaropril (Vasotec) 、 Lisinopril (Zestril)、 Fosinopril (Monopril) とともに摂取しないこと。 利尿薬、 Furosemide (Lasix)、 Hydrocholorothiazide とともに摂取しないこと。 ローズマリーは利尿作用があるので、大量に体内から水を排出することで、 体内の必要なリチウムを排泄してしまい危険なレベルにまで達する。 ローズマリーは糖尿に影響するので、糖尿病薬とともに摂取しないこと。 |
| ■施術前に確認すること
クライエントの病状、処方されている医薬品名などを聞き取る。家族の病歴を聞くのもよい。 施術する精油との相互作用について確認する。特に、血圧の病気の有無を確認すること。 |
| ■注意
この文章内容は医療行為を行う医師の手順を示しているわけではない。 アロマテラピストが行う伝統医療に対して参考意見を教育目的で書いている。 疑問に思ったら専門医の意見を聞くこと。 外国輸入の経口摂取用精油の流通を確認すること。税関を通過するとき、食品添加物としては検疫を受ける。 医療用品として通間するとき、国内の医薬承認履歴が調べられる。 単なる雑貨品として通関したものは口の中に入れることはできない。 アロマテラピストがある症状改善の為として、クライエントに対して投与レシピに基づき精油を経口摂取させた時、 それは医療行為とみなされることもある。 |