精油発癌物質 | forestwalkingのブログ

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2013年の暮れに、突然この世を去られた、理学博士 藤田忠男先生の研究を掲載していくブログです。

バジル精油の発癌物質
■特徴成分メチルカビコール

バジルの精油は植物 Ocimum basilicum の葉と咲いた花の先端から水蒸気蒸留法で得られる。 メチルカビコール(エストラゴール)は、アネトールの異性体で、マウスの実験では発ガン性があった。 人間の場合に発癌性があるかはわかっていません。バジル精油を施術に使うときは注意して使用しましょう。

エーテル性の有機化合物なので有害作用もありうるということです。アロマテラピーでの皮膚の塗布や嗅覚刺激でも注意すべきです。


■アネトール Anethole

基本骨格はエーテル、フェノールエーテル類です。芳香剤にアネトールがよく用いられる。シス・トランス異性体が存在する。図はトランス体を示している。 CAS# 4180-23-8。アニソール anisole と類似構造である。英語発音ではアネソールと呼びます。 慣用的発音でアネトールと書かれる。メチルカピコールとは異性体で側鎖の2重結合の位置が異なっています。



CAS Number

140 - 67 - 0

Botanical Source

Ocimum basilicum

Synonym

Chavicol Methyl Ether, p- allylanisole, estragole, p- methoxyallyl benzene.

Empirical formula

C10 H12 O

Molecular weight

148.20

Appearance

Colourless liquid

Odor

Possessing an odour slightly reminiscent of Anise.

Flavor

Slightly sweety flavour .

Boiling point( b. )

2130 - 2150 C

Density( d1515 )

0.9714 - 0.972

Refractive index at 160 C

1.52355 - 1.52380

Optical rotation

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Solubility

In alcohol , chloroform , forms azeotropic mixtures with water .

Main Constituent

98 - 99% Methyl Chavicol

Use

Used for the compounding of certain synthetic Essential oils ,estragon, for instance .

Solubility & Stability

Keep in tightly closed container in a cool and dry place, rotected from light. When stored for more than 12 months, quality should be checked before use.



■メチルオイゲノール

Ocimum basilicum に78%も含まれるメチルオイゲノールはオイゲノールメチルエーテルとも呼ばれ、 メチルカビコールと同じくエーテル類ですが、メトオキシ基が2個あり、類似の化学的性質をもつと推定されます。 ステロイド類やエストロゲンを発がん性が既知物質としてリストされているので、メチルオイゲノールの発癌について、 『発がん性物質報告書』(Report on Carcinogens)に記載するように求められているが、 人間への発がん性が“十分に予想される(reasonably anticipated)”というカテゴリーに分類すべきものとして、 ハーブや香辛料の自然成分であるメチルオイゲノール(Methyleugenol)が取り上げられている。 この化合物はバジル、シナモン、ニクズク、メースなどに含まれる。 これらはまた、ゼリー、焼き菓子、非アルコール性飲料、チューインガム、キャンディ、 その他の食品に微量添加される添加物として使用されている。 メチルオイゲノールは動物実験では、肝臓がん、胃がん、腎臓がん、乳腺腫瘍を引き起こすが、 人間への発がん性があるかどうかの実験はまだ行われていないといわれている。 動物での発がん性が疑われれば当然人間への毒性影響もあると考える。 IARC では、Group 2B: ヒトに対して発がん性の可能性がある化学物質として分類されている。



■メチルオイゲノール TD50

メチルオイゲノールの TD (toxicity data) 50 値は、ラットで 20mg/Kg/d、マウスで 19mg/Kg/d で発がん性の危険性を示している。 TD50 の実験条件で濃厚な精油を使っていて、ヒトの施術で使われる希釈精油とは条件が違うともいわれる。 実験の詳細をみて判断すること。