皆様 こんにちは(^人^)   岩波です。


 今回は、2008年春に植栽した「ヒノキ・カラマツ植栽地」について、植栽後1年の調査結果を紹介します。


 植栽後、毎月2回程度調査した1年の生育状況をまとめると、次のような結果でした。

  ・ 植栽した苗木の活着は、植え枯れもなく、良好な状態でした。

    しかし、シカによる葉先に食害跡が見られました。(2009年6月の調査)

  ・ その後、現地を調査するたび、ヒノキは、シカによる食害が顕著になり、2009年11月の調査では、

    葉が無く、幹のみの状態の苗木が多く見られました。

     周辺の森林は、緑が豊かで、シカの餌となる植物も多くみられるにもかかわらず、ヒノキがこれほど

     の被害を受けるとは、予想もつきませんでした。

     森林組合の担当者も被害の大きさに驚いておりました。(そこ数年、被害を受けた造林地が見られる

     ようになったとのことでしたが、これほどの被害を受けるとは思わなかったとのことでした。)

  ・ カラマツは、植栽本数が少なかったが、葉先に多少の被害は見られるものの、成長しておりました。

  ・ 植栽地内に以前から実生する1m程度のスギは、シカのよる食害も無く、成育していました。



森林ファンド

 

  植栽後、1年を経過したヒノキの苗木


    葉がシカによる食害で、ほとんどなくなった状態

    再生は、不可能と思われた。

    植栽した6,700本のすべてがこのような状態でした。



 

 



森林ファンド

  植栽後、1年を経過したカラマツの苗木


    芽ぶき始めた状態





 




森林ファンド

  植栽地内に実生するスギ


   片枝の状態ですが、伸長(上長生長)しており、

   今後の生育は期待される状況



 

            写真は、いずれも2011年4月1日撮影




  ヒノキとカラマツを植栽後、1年の成育状況を紹介しましたが、シカによる食害が著しく、ヒノキでの森林

  再生は難しいのではと思われました。

  もう1年(2010年)経過を見て、今後の対応を森林組合等、関係方面と相談しながら考えることとしました。


  次回は、植栽後、2年目の状況を紹介する予定です。