洗練されると無惨になるのがロックってものです。
ポリスも、実質かっこよかったのはこの二枚めまででした。
ストリングスに逃げると終末が近い、というのがぼくの考えるバンド理論ですが、ポリスもそんな感じでしたね。
つまり、トゥ・マッチ・プロデュースが音の芽を枯らすわけでありまして、これは他のどんなカテゴリーにも言える現象です。(陶芸家も気をつけないと)
逆説すれば、粗くて熱くて伸びしろを感じさせる音というのはひとの心をひきつけるものです。
いっこ下のスチュワート・コープランドものの紹介で「プリミティブ」という言葉を使おうか考えたのですが、いやまてよ、アフリカの音だからってプリミティブというわけではない。
むしろあちらには考え抜かれた技巧があり、このポリスの二枚めアルバムのほうが素朴で原始的な力にあふれてる気がして、こうして並べてみました。
思いつきエッセンスそのままとも思える楽曲を、精鋭パンクロッカー三人の才覚だけで調理した作品の数々は、衝撃的でした。
時代をつくるってのはこういうことなのですね。
そしてそうした普遍性は、時がたっても色褪せません。

東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園