大泉学園駅に、特急が停まってる。
ホームに轟き渡る警報音。
はて。


人身事故が、目の前で起こってるのでした。
わずか3分前の話。
この車両の下に、仏さん。
若い女性の上半身が見えてるけど、血まみれとかじゃなく、わりときれい。
もちろん動かない。
この後、レスキュー、救命。
しかし、手遅れ。
鑑識が終わって、やっと車両移動。


合掌の後、一応オレもジャーナリストの端くれなんで、一枚だけ失礼して撮っとく。
思ったほどに陰惨な現場じゃなく、血液はちょっとだけ。
財布や手帳なんかが散乱。
若い女性は、ひょいとホーム下に飛び降り(特急待ちだったのかなあ?)、枕木上に座り込んだらしい。
目撃者によると、止める間もなかったんだと。
それにしても、周囲の人垣の反応ときたら、「迷惑」の大合唱だった。
そういうものなんだなあ。
しかしまあ、女性の心中を慮ることも大切だけど、この場所でこの振る舞いはいかん、と思う。
巻き添えを出さないともかぎらないし、親愛なるサン=テグジュペリが言うように、この手の自死行為は「みっともない見せびらかし」と大した変わりはない。
その判断もできないほどに追い詰められてたんだろうけど、特急を待ってるところから見ても、これは企図されたもの。
やめてほしかった。
遺族に請求される鉄道会社からの損害賠償も相当な額だろうし。
社会に迷惑をかけ、親族をひどい目に遭わせたかったんだとしたら、彼女の死は成功だったと言えなくもないが。
そして、電車は再び何事もなかったかのように動き出すんだった。

東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園