今日は

戦争やってなんか得なることがあるか?

って言う話なんですけど

結論を言うと「ない」って言う話です。

陰謀説界隈では

ディープステイツとか
ユダヤ や ネオコン戦争屋が儲けてる!!


とか言ってますけど、まず
陰謀説はその大半が

ロシアが欧米を内側から崩壊させるために作った
欧米政府に不信感を持たせるためのガセネタで

実際には

戦争やって
誰1人 何一つ得してない

これが現実です。

今回はその実例を2つ挙げます
どちらも戦争状態の中、比較的有利にことを進めている側ですけれども
それでも何も得をしてないと言う話です。



まず、ガザを破壊し尽くして
頑なに 

数千年前の領土復帰を主張し
一応 勝ち進んでいるイスラエルですけど

このまま、軍事侵攻を続けて
来年から おそらく政権につくあろうトランプ

から 更に支援を引き出して

ガザを全部なくしてしまったとしても

さすがにアメリカ軍まで投入することはできないでしょう。(まぁ トランプだったら
やるかもしれないですけどね。)

でも 一応
よほどアメリカの指導者の気が狂っていない限り
パレスチナ紛争における イスラエル軍に
米軍が加わる事はないと思うんですね。

すると 
イスラエル軍 現時点でも
もう既に 兵力が 枯渇してきてるんですね。

イスラエルっていうのは、人口 一千万ほどの国ですけれども

その2割は、アラブ系住人なんですね。
で これに対して、イスラエル軍っていうのは、徴兵を免除してるんですね

それは イスラエルは外人に甘い
とか、そういうことではなくて
ユダ系のイスラエル軍が
周辺諸国と戦争をやる際は、
ほぼ 100%イスラム教徒との戦いな訳で

そんな際 
国内イスラム系の兵隊を雇うって言う事は

戦場で 寝返り打たれる可能性があるわけで、

イスラエルは信用してないので、徴兵免除っていうことなんですね。

さらに、イスラエルの ユダヤ人口の
13%にあたる層は

ウルトラ オーソドックス派

と言われる人達で

下の写真に写ってるみたいに

アメリカでもニューヨークとかに行くと
こんな格好してる人がいますけど、

これはユダヤ教徒の中でも
厳格に ユダヤ経典の戒律を重んじる派で




その戒律の中には


(いかなる)戦争にも反対する


と言う 平和主義って言う事があって


まぁ これについては

いろいろあるので


何が平和主義か?


と言うのは


あくまで 「彼らの視点としての平和」なので


良くそんな事言えるな


と言う批判も色々あります。



いずれにせよ


今のネタニヤフ政権は

単独では必要議席が獲得できない

連立内閣で


その内訳構成は

ネタニヤフが率いる右派政権と

それよりも、さらに過激な極右勢力と

それ+オーソドックス派のメンバーも入っていて


この オーソドックス派議員は


もちろん

支持層のオーソドックス派住民から

票を入れてもらって、議席を獲得してるんですけど


支持者っていうのは、大筋で


イスラエルの領土拡大はやって欲しいけど、

自分達を 徴兵するのはやめてくれ

そこは守ってくれよ


って言うことを約束させて、議員を議会に送り出してるので


ここで戦争が泥沼化しつつあって、


街の普通の商店とか

軍事産業以外の 工場施設なんかが

回らなくなるほど


イスラエルは


じゃんじゃん 若者を戦争に送って


特に、10代の若者とか

予備役兵なんかの

死傷率が すごく高いんですね。


これは 当然 経験不足だからですね。

フルタイムの職業軍人ではないからです。


でも フルタイムの職業軍人だけでは

人手が足りないから こういうことになってるんですね。


で、 これは

アメリカもよく聞いておいたほうがいいと思いますが


アメリカもこれから

トランプ政権で


ヨーロッパとか太平洋に

ティーンエイジャーとか 予備役も

どんどん徴兵されるでしょうけど

経験がないと こう言うことになるんですね。

(大量の死傷者を出す)



と、言うわけで


優勢といえど

兵隊は、イスラエル側もどんどん死んでいく。


当然、ネタニヤフとしては

追加動員をしたいんですけれども、


さっき言ったように


一千万の人口の中で3割が徴兵不可だと



で残る 7割だって年寄りとかは使えない。



そこで 13%いる


本来は、徴兵タブーの

オーソドックスからも 徴兵したろうかと


言うことを考えてるんですけど、


これは 

ネタニャフの政権と極右政権は賛成するけれども


オーソドックス派は おそらく、難色を示すだろうと


すると ネタニヤフは

自分の足元である連立政権の1角が

崩れていく可能性があるんですね。


そこまでして 戦争継続する価値が

どこにあるんだ?


と言う、、、


だから 10月7日の攻撃後

短期集中的に報復措置をやって

国の威信とか、党のプライドを保ったら

早々に 撤退して停戦するべきだったと思うんですね



で 良く言う


テロ組織 ハマスをせん滅するまで(引かない)



って言う説、、、。


こんなもの

戦争を始まった時から

わかってるわけですけれども


いくらガザの地下トンネルを 全部ほじくり返して、追い詰めたところで


組織の幹部なんて 捕まるはずがないんですね


だってハマスの幹部っていうのは

カタール初め諸外国にいる事は

誰もが知ってることなんですね。


なので、ガザ地区にいるのは

ハマスの小者と

パレスチナの一般住人だけなんですね。


結局 イスラエルは


ハマスの殲滅


を言い訳に、


できるだけ


第三者から 強力なストップがかかるか、

己の 兵と弾が 尽きるまで


可能な限りアラブ系住人を殺して

できればそこを更地にしてしまいたい


って言う ジェノサイド的発想で居る。

これが イスラエルの本音


だろうと思うんですね。


で その見返りに自国の若者とかが減ってしまって、自分の政権基盤も危うくなってる


って言う。


ここで今一度考えなければいけないのは


国家の定義って何なんだって言うことなんですね


土地なのか


それとも国民(人)なのか?





次の話題は ロシア


ここもウクライナ戦に突入して3年目ですけれども


戦争やってどれほど得してるか?


プロパガンダに踊らされたトランプ支持者は


ロシアは悪くない


しかも、ロシアの生活と言うのは

何でも物があって、経済も優秀で

アメリカのバイデンのインフレよりも

ずっと物価も安くて暮らしやすいんだ。

あそこは天国だ。


と言うような馬鹿なことを信じてるんですけれども


ロシア経済の実態っていうのは

薄氷を踏むような状態で

いつ崩壊してもおかしくないんですね。


アメリカの方がよっぽど経済基盤がしっかりしてます。


で、まず


ロシアの物価がアメリカよりずっと安い


っていうことですけれども


それはプロパガンダを流してる人たちが、


スーパーなんかで売ってる

ルーブルの値段を今のドルに換算して示すから、安く見えるんですね


アメリカドルっていうのは 

今世界でも有数の強い貨幣ですから、

世界中 どこで買い物しても


大抵は 安く見えるはずです。

経済力がある=購買力がありますからね。


もしも 

本当にバイデンの経済政策が破綻していたら


 いくら国内で


うまくいってる


と放送しても


海外に行ったアメリカ人は 

ドルの価値が弱くて

お買い物すると割高に感じるはずですけど、

今そういうこと起きてないんですね




しかも、ロシアの平均世帯収入っていうのは

最も豊かな モスクワ近郊でも


1ヵ月10万 前後の収入しかないんですね。


そんな物価状況で野菜やパンを買ったら


それはアメリカよりも


単純計算しても

4分の1位の価格でないと生活できないわけで、

当然 絶対値は安いわけですね。


で、そこに アメリカのドルの強さっていうのがあるから、さらに割安感が出てくるわけですよ。


だから、


アメリカで買ったら10ドルするものが、

ロシアでは1ドルだ!!

安い!!

プーチンの経済政策は優秀で

インフレがない!!!


とか言うのは大バカ理論ですね。


ちなみに、実態経済としての


ロシアのインフレ率っていうのは

ずっと10%前後なんですね

(今 8%くらい)


よって


3%前後で抑えているアメリカに比べると

3倍位破綻してるって言うことです。


しかも、このインフレは

己が起こしたウクライナ戦争のせいなんですね



それもそのはずで、

ロシアは戦争産業以外は


何も 国内に

将来的に実を結ぶような投資をやってないんですね


それでも、経済が比較的落ち着いているように見えたのは


欧米が課した経済制裁を

インドや中国が抜け道を作って助けたから。


例えば ウクライナ侵攻後

欧米に売れなくなったロシアの石油等を

中国とインドが前年比の10倍から30倍とも言える量、ロシアから買い付けて

ロシア経済を支えてるんですね。


ただし インドと中国も狡猾ですから

他で売れないことがわかっているロシアの石油を


ものすごく安値で買い叩いて

自国の備蓄にしてるので、


ロシアとしても


思う値段で

物は売れてないんですね。


後は、ウクライナ侵攻後

ロシアから欧米のビジネスが撤退したんですが


これをロシアの国内産業が

ただ取りする形で引き継いだ。


例えば


スターバックスとかマクドナルドが出て行った後残っている設備を


設備投資せずに まるまるもらった地元の企業が

潤った。

普通のビジネスっていうのは

初期投資をした分吸収するまで数年かかるわけですけれども 

ここ数年は それなしで いきなり純粋な利益を計上することができたわけですね。



っていうことで、


ここ1年、2年の経済成長率っていうのは

そんなに悪くなかったんですど


それも限界が来て

破綻する寸前だと。


ただし この1、2年 

ロシア経済が生き延びたのは


プーチンが

トランプとかと違って、ある程度賢いから


と言う要素もあります。


トランプのように


俺に逆らった


と言う理由だけで


FRBの議長を首にしようと脅したり


と言う 馬鹿な事はしてなくて


経済は経済の専門家に任せる


ということで、


プーチンは独裁者であっても、

自分の素人感覚で経済の舵取りをしようとか言う愚行はやってないんですね。


トランプの場合は

素人感覚でめちゃくちゃなことをやって、

自分の会社6回自己破産させて


同じことを、アメリカ経済でやろうとしてるので、

アメリカは来年からドルが大暴落して北朝鮮並みの劣等国家になるでしょうけど


ロシアはそういう最悪の事態は回避してきたんですね


それでも


己が始めた戦争とかのせいで


インフレ率が8%


これは欧州と比べても、倍位の劣悪な経済状況ですし


政策権利も16%


アメリカと比べても 悲惨ですね




だから


バイデンよりもプーチンロシアの方が経済が安定している


とか言うのは 経済学とか以前の問題として

常識が欠落している人が、プロパガンダに乗った結果の誤解誤認ですね。




で、このロシアの


実質

アメリカよりも、ひどいインフレと

高止まりしてる政策金利のせいで


庶民の生活は疲弊してるし

設備投資も消極的になってしまって


それがもうすぐロシア全体を覆って


ロシアは内側から崩壊する可能性を持ってる


なので 本来ならば


このままロシアが勝ち進もうと

負けようと


ロシアっていうのは1990年代のソ連のように崩壊する可能性大なんですけれども


そこで、陰謀説を流しておいたことが功を奏し



来年から、アメリカはロシアの傀儡政権である

トランプが当選してくれるわけですね


アメリカ国民の多くは

ロシアに洗脳されて、プーチン崇拝して、アメリカの自国政府をゴミくずやと思ってますからね。


なので、ロシアは

来年からアメリカの持ってる金とか兵力とか人命を使って 生きながらえた上に、


アメリカ人は ロシアのせいで


太平洋 欧州で大量の犠牲を出しながら、

国内も 悲惨なことになって、

最終的には、中国とロシアの両方から攻め込まれて滅びるのがもう決まってしまってる。


このシナリオ

ロシアとしては絶対落とせない死活問題の

至上命令で


天地がひっくり返ってもトランプに当選してもらわないと困るので 


強力に陰謀説を 推して

今でも まともなアメリカを叩いてるわけですけど、


アメリカ人は馬鹿なので

もうこれにまんまとと乗ってるので、


ロシアは もうほぼ100%安泰でしょう。


だから 欧州になだれ込むことにも、非常に

前向きなんですね。自国の経済力だけでは

こんな世界制覇は目論見なかったはずです。


で このロシアが推す作戦に、実は

中国もやぶさかではない。


中国は


アメリカと、やがて戦争する事は不可避だと知ってるわけですが



アメリカが ロシアに飲み込まれたら


究極 中国っていうのは

ロシアと戦争するわけですけれども


もしも、アメリカが 

生き残って、従来の形で


ロシア 中国 アメリカと

みつどもえの戦いになると


中国としてもやりにくいので


アメリカには崩壊してもらわないと困る。


なので 

ロシアにアメリカの勢力を吸い取られるっていうことがわかっていても


ここは

従来型のアメリカに完全に崩壊してもらうために、


やっぱり今の時点ではロシアと手を組もうって言う


=来年から

アメリカの総大将は馬鹿なトランプになってもらったほうが楽だ。


そしたら ロシアとセットのアメリカも


中国は 最終的には

やっつけることができる



そう踏んで 中国は今はプーチンと組んでる。


(なので 今、仲睦まじく見えても


来年以降は 中国と ロシアアメリカ組は

ヨーロッパを舞台に 激しく対立して

やがて、太平洋でも同じ構図が出てくると思いますね。


そうなったら 


対中国政策の一環で


アメリカで黄色い顔してる私たちなんかは、

真っ先に 消される存在になるでしょう。


 いくら旦那が白人とか黒人でも

そんなことは関係ないですからね。


 それがわからずにトランプ応援してる東洋人っていうのは


ほんと 身の程知らず 世間知らずですね。


まあ もうやってしまったことなので仕方ないですけど、


白人が襲われる!!

民主党では

移民に 古き良きアメリカが乗っ取られる!!!


とか言ってるのは白人主義の考えですからね。

それに加担してる アジアンっていうのは、

自分で自分の首を絞めたわけです)


と言うわけで


ウクライナも 滅びるの秒読みですから


今 ロシアと中国は


ウクライナを


講和


と言う名目で

ロシアに併合させる案を




ウクライナ抜きで


どんどん進めてるんですね。






と、いうことで


戦争やって、イスラエルもあまり得をしてない

ロシアも得をしてない。


アメリカなんか論外ですけどけ



後は


中国がどこまで得をするか

これだけが見もの ですけど


次回 機会があったら

中国のアキレス腱っていうことについてもちょっと書いてみたいなと思います。