以下

私のとある友人と その親の話。

実は、この人の所に
ここ数年、うちの親が

私の悪口を言いに散々電話をして、
深夜にも かけまくるんで、
ちょっと体力的にも精神的にも限界が来て

それだけが理由では無いんでしょうけど
最近
ちょっと認知症みたいな症状も出てきた?
ので
友人が心配だとして
遠くで暮らしてたんですけど、
今月から 自分の家に 引き取ったんですね。

なので たまに 私の親関係の話ついでに
この方の事も ちらっと
書いた事があるんですけど

基本 この方に フォーカスした話は
してなかったはずです。


この方は今 83歳。
若くして バツイチになって
以後 人生の大半をシングルマザーとして
私の友人を育ててきた人なんですね。

ごく普通の家庭で育って
普通に恋愛をして
結婚しようと 心に決めたお相手もいたんですけれども
なんと、それを 自分の親友に、
結果的に盗られてしまった。

って言う。ちょっと悲しい話があって、、、

でも、そう言う事をする男性って、
どうせろくな人ではないと思うので 
結果的に結婚しなくてよかったんじゃないかと、、。

と言うのは、私の勝手な思い込みで

後、この人は
自分の親友と結婚してしまった元恋人と
また 不倫関係と言う形で、交際がスタートして、今日まで 切れたり 復活したりの関係が続いてるんですね。

私から見ると、この男性
ひどいなと思うんですけれども、

それはいくら友人でも、
決して口外した事はありません。

一方で 友人の母親は
他の男性と1時結婚します。
そこで生まれたのが私の友人なんですね。
でも これがまた、

典型的な 夫にしたらダメなタイプの男性


友人が生まれた後
お母さんはすぐ離婚して

以後は

友人を自分の両親に預けると

食うために
昼夜がむしゃらに働きます。

その内 とある 駄菓子屋のフランチャイズ経営を任せられて

そうなると
出勤と言っても
個人のお店みたいな形態だったので
ちょうど良いから 引き受けたんですけど

まだ幼かった、私の友人を
背中におぶって店番をして

そこで駄菓子だけではなくて、
ご自分の発案で
当時 地方都市では珍しかった

アメリカ産のお化粧品
(レブロンとかマックスファクター)
なんかを
店頭に置くようにしたら

それが大当たりして
表彰される位 
フランチャイズ1の売り上げを
叩き出す様になって
やがて独立

一時期は、自分の個人のお店+

夜もフランチャイズが駆け出しの頃、
それだけでは食っていけないので
水商売のバイトもされてたんですが

そちらも今や 業界のノーハウをある程度心得ている。+
昼間のフランチャイズ店が当たったせいで、独立資金もできたので

水商売のほうも、自分でお店を経営されるまでになって

更に そのお店の常連客に
とあるものすごく有名な芸能人がつくんですね

で、地方公演があるたびに、そのお店を利用されることもあって、

その噂がまたオフのシーズンにも
他のお客様を呼んだので、

もうお店が 大繁盛して

昼と夜で、お店の売り上げが
1時 億単位って言うことになるんですね

なので、お友達は

とにかく好き放題させてもらえた。

物心ついてからお金に困ったことがない。

お稽古事をしたいと言えば、親がすぐ一流の先生をつけてくれる。

留学したいと言えば、
すぐに誰もが羨むような
最高級の留学生活を送らせてくれる。

友人は、バブルの頃に、ニューヨークで

家賃が当時でも50万ぐらいするような
アパートに暮らして

マドンナが出入りするようなお店で、毎晩夕飯を食べる

そういう生活ができた。

ところが、
地方都市の水商売の家庭の娘なので

当時 ニューヨーク留学している
日本の子女っていうのは

超有名大学の学長の娘さんとか
超大手企業の重役の息子さんとか
政治家の子供

そういう人が目白押しだったので

家柄って言う点で、
日本人同士の付き合いの中で仲間外れになってしまったそうで

外国の日本人コミュニティー

っていうのは 

すごく 日本の悪い意味での
村社会みたいな特質を持ってるみたいで、

そこに 居づらくなって、彼女は日本に帰国。

そしたらすぐ親のコネで
1流企業に中途採用が決まって
そこにいたんですけれども、

それでもなんとなく面白くないって言うことで

日本にいた外国人と結婚したんですけど、

これがまたとんでもない不良外人で

彼女の家の財産とかも狙われて
すったもんだ

なんとか離婚して

彼女は心身ともに疲れたので

休みたい

って言うことで

ハワイに留学した


その時に私と出会って友達になったんですけど

当時も すごく羽振りが良かったので

お店とかに行っても、

欲しいものがあると、端から端まで一気にお買い物してしまうような感じで

有名ブランド店にも、
必ずその彼女の担当さんていうのがいて、

ヘコヘコしてる

そんな感じなので

ハワイってお金持ちの子供も多いんですけれども、一方で

私みたいに
コツコツバイトして金貯めてきた。
貧乏OLみたいなのもいて、

お金に困って、頭の中で計算しながら
あと、何日留学できるか?
みたいな生活をしてる派も居て

彼女が
店にある物、片端から買ったりすると、

大きなお世話なんですが 反感を買うんですね。

でも
人の 羽振りがよかろうが、悪かろうが
私たちは関係ないわけで、

彼女も 別に店から盗んだわけでも無い。

店のものを全部買って
側から見て 無駄と思うものでも

買いたければ 買ったら良いわけですよ。

そこ 私たちが 批難することじゃないわけですよ。

でも、多くの人が彼女のことをすごく悪く言って

「そんなお金があるんだったら、寄付でも
なさったら 良いのよ!!」

って言う感じだったんで、

彼女友達いなかったんですね

もちろん周囲には

彼女を見ると、お店の担当さん含め
みんな ものすごく ニコニコしてるんですけど、

影ですごく悪口言われてる人だったんですね。

お店の人でさえ、彼女が試着室に入ってると

私は横について、貧乏臭くて英語もわからない
パッパラって言う感じだったので

(実はちょっと カタコト英語なら わかったんですけど)

英語で 小声で 
思い切り、彼女の悪口を言うんですね。

こういう現地の担当さんていうのは
日本人のこともありますけれども、

現地で生まれ育って
親の片方が日本人だったりして
日本語ペラペラの人がいるんですけど
もちろん 英語が第一言語なんで

仲間同士になると必ず英語で話をする

その際 私はその試着室に入る資格もない
どうせ買えないんだから。そんな冷やかしは
やってないし、

友達が私にも担当をつけようとして、

この人にも お名刺差し上げて ちょうだい

って言っても

みんな すごい嫌そう(爆)

こちとら 見た目からして 大貧乏人ですからね。

なので 店の片隅に
手持ち無沙汰で立ってると

すごい批判的なこと言ってるのが聞こえる。

でも、ドアが開くと

「まぁ、お似合い」

とかやってる。

まぁ、世の中
そんなもんでしょうけどね

でも 彼らは

彼女のおかげで コミッションもらって生活できてるんだから、

そんなに馬鹿にしたことばっかり言ったら
それは失礼だし、間違ってると思うんですね。

そんなに 富裕層が嫌なら
その垢で 金儲けるようなことをするな。
やるなら
ありがたいと思うべきだと思うんですね。
(どっちかに態度を 統一しろ)


とにかく、そういう彼女のお母さんに

彼女は、一つ すごく文句があって

それは 

お母さんは
自分が
1番お母さんを必要とした子供時代
に、
ちっともそばにいてくれなかった

おじいちゃん、おばあちゃんに私を押し付けたままにし
お金だけ渡せばいいって言う感じで、子供の頃からクレジットカードとか持たせて何を買ってもいいから好き放題しなさいって言うだけで、自分はすごく愛情に飢えてたんだ。

だから、しょうもない男とかにも流されて
寂しさを紛らわすために
ワンナイトみたいなことも、若い頃はたくさん
してしまった気がする

どうやっても 
母親がいないっていう寂しさは
お金とか派手な遊びでは埋められなかったから、自分はすごく心に深い傷があるんだ

って言うふうに私に話すんですね


で 私の感想は、別として

それは彼女にとっての事実で
とても辛いことなんだろうと思います


でも、最近、その母親を自分のの住んでるところに引き取って

なんだかんだって言いながら、
お母さんには好き放題させてもらったので
今度は、恩返しとして、お母さんに
ここで リラックスしてほしいと

お母さん、ちょっと認知症が始まり気味な感じがするので

昔から趣味で暇があったら、1度絵を描きたいと言うことをおっしゃってたらしくて

昨日

絵の具セット一式
お母さんに プレゼントしたらしいんですね



そしたら、お母さんが


昔はそうだったかもしれないけど
今は もう そう言う事をする気がない

と、おっしゃったそうで

私の友達がひどく腹を立てて

こんなに自分がちゃんとしてやってるのに
なんだ このわがままな態度。
道具だって決して安くないんだ

凄く怒って昨日 電話かかってきたんですね

私は 何て言っていいかわからないんですけど

今まで物わかり良くて
何でも自分の好き放題させてくれたお母さんだとしたら
まぁ、そのお母さんが、晩年、年取って、多少わがままとか矛盾するようなことを言っても
最後の親孝行だと思って聞いてあげたらどうかな?

って言う気がするんですね

で、、

友達は 
私の独断と偏見ですけど

わがままいっぱいに育ってるので
そういうところ、非常に狭量なんですね

ただ、これ見て思う事は

があまりに、自分の我が強くて、抑圧的で、
子供を小さい頃、あまりにも

いわゆる 良い子にしてしまうと

その子供っていうのは、親だけではなくて
外でも、我が強くて、抑圧的な人間の餌食になってしまうことが多い気がするんですね

だから、結果的に、あまり幸せな人生を送れない。
高圧的で、わがままな友達とか上司とか
DVに通じるようなことをやる男性に振り回されてしまいがち、、
本来なら、すぐ逃げるべきなのに 

ずっとそういう劣悪な環境に身を置いて
耐えてしまう、、


で DVの場合も
普通の女性は
そういう男性には寄り付かないので

その男性から

お前だけや

みたいな事を言われると、離れられなくて、
ずっと腐れ縁を続けてしまう、、、。


一方で、わがままに
女王様のように育てられた女の子っていうのは

自分で自分が嫌だと思う事は、いつでもはっきり言えるっていうことが自然と身に付いているので

子供の時は、多少意地悪だったり、馬鹿なことをする傾向があっても

大人になって ある程度 物事がわかって来ると
(それは 自然に 無茶をやって、頭を打ったりして学ぶ)
よっぽど モラルとか外れてない限りは

自分のやりたいことが
ちゃんとはっきりわかっていて
自分を利用したり、押さえつけたりするような人を、自然と排除する癖がついてくるので

変な友達とか
自分を不幸にする男には、取り付かれる率が少ないですね

だから、こういう人の恋人とか、夫になる人って、非常に物かりが良くて、幸せな人生を送れる確率が高いんですね。

で、その幸せな人生を送れる大元を作ってくれたのは
他でも無い
自分の わがままを許してくれたお母さんのおかげだと思うんですね

だからまぁ最後ぐらい
体力も気力も落ちて
わがままとか理屈に合わないことを言っても

あと何年あるかわからないんで

そこは多めに見て

高い絵の具セット買ってきても

いらない

と言われたら

そうですか
じゃあ ここに置いておきますけど
いつでも気が向いたらお使いくださいね

他に何か欲しいものありますか?

って言うことを言ってあげるのが
実はいいんじゃないかなと

思うんですけど

そんなことをしたら 頭に乗るだけやろうか??
(爆)

追記

そう言えばば 自分もちょっと似たような事をしたことがある。

私の母親は

頭が良かったのに
貧乏だったせいで 場末に住むことになって
そこの地元の公立の学校が、ガラが悪いと言うことで
祖母が なけなしのお金を工面して
母親を 私立の
短大まで、エスカレート式に上がれる学校に 
中1から送ってしまったので

母親は勉強する機会も気持ちも削がれた。

だから 単なる短大卒で終わってしまった。

でも 3年ごとに 放り出される
公立の学校に通っていたら

自分はきっともっと勉強して
最低でも京都大学位には入れてたはずや

と言い張るんですね。

だからこそ
中学高校とずっと公立の3年ごとに切れる学校に送って
金をふんだんに使って、塾や家庭教師をつけたのに
パッパラ大学にしか行けなかった私のことを
激しく叱責するんですね。

で、ついでに

頭が悪いのは、父親の家系のせいだって言うんですけどすけ
父親の家庭っていうのは みんな高学歴で
下手すると日本史に名前を残す位
そうそうたるメンバーもいるので、
どっちかって言うと、

もし遺伝で私がバカになったとしたら、
それは母親の家系に問題があったと思うんですけど(爆)

母親だけは その中でも例外的に頭が良かったんだと

で、母親の夢っていうのは、

英語を凄く勉強したかった

でも、結婚して
子育てに追われるようになって、ちょっとも勉強するとか、自分の時間を持てなくなったって言う事で

私が 子供の頃も、

ラジカセとか
NHKのラジオ英語教材とか
中学生レベルの英語の文法の本とか、自分で買ってきては開けて途中で挫折してたのを
覚えてます。

で、何もかも私のせいだ

って言うことで、
よく怒って 物とかぶつけられたこともあるし

私が 大人になって、家を出てから
近所のカルチャーセンターで英語を学ぶようになって
そこの奥様の中でも、母親は際立って頭が良かったそうです。

そういう経緯があったので
アメリカに移住して
私たちのそばに住むのは、

田舎から嫌だ

って言うことで

私の父親と2人でハワイに住むっていうことが決まったときに
(これも医療保険の問題とかがあって非常に心配だったんですけど、親はアメリカの医療なんて大した事はないと舐めてかかってた、、。
結果的に大事な至らなくてよかったんですけど)


その時に、私は
母親に

(チケット制の)
英会話スクールのチケットをプレゼントしようかなと思ったことがあるんですね

今の友達と同じで、

昔やりたいって言っていた趣味を 
今やってみたらどうか

って言う提案ですよね

で、この英会話スクールっていうのは
正規の学校と違って
宿題とかレポートの締め切りに追われて、徹夜しなきゃいけないとか、大量の宿題をこなさなきゃいけないとかではなく

当時 親は
ワイキキのアパートで暮らしてたんですけど

そっから歩いて行ける
ワイキキの雑居ビルの中に教室があって

チケット制で好きな時に参加できる
ヨガ教室みたいな感じ、、

で 先生やお仲間とお友達になったり
学期末や、週末には
ピクニックとかバーベキューパーティーなんかもあったり

お料理教室とかもあったりして

楽しみながら、自然と英会話を学ぶって言う感じだったので

どうかなぁと思ったんですね。
夫婦2人だけだとお友達も少ないと思って。

でも、その時、母親に
言われた事は

こんな歳になってから、英語学んだって
頭にも入らなければ
何の役にも立たない

今頃、そんなこと言われても、嬉しくなんともないと
それよりも私が若かった頃の子育てに取られた時間とかを返して欲しい

こんなもの1番いらんと

でも、まぁこれからアメリカで暮らすんだったら
別に受験とか目覚ましい英語力の発達がなくても
多少英語がわかったほうが便利なんじゃないか

と言うことも言ったんですけど

うるさい
今頃、こんな慈善みたいなことをやられて
恩を売られるような真似をされて
これまでのことが許されると思ってるのか

チケット等もらったら、即刻ゴミ箱に捨てる

ということだったので、それを置いてきたんですけど

まぁ 結局全部捨て

と言う話は、後で聞かされて


なので、友達も今同じ様な状況なんだろうなと思いますけどね

歳を取るっていうのは、こういうことなんだなぁっていうのを、

私たちは 学ぶ機会を得た
そういうことなんだろうなと思います


で、やがて
自分たちもあと数十年で
同じ地点に到達するわけです。

人間ていうのは、
今戦争が始まろうとしてるのを見てもわかるように、同じ過ちを何度でも繰り返す生き物です

そこで 
果たして、何%何割の人間が
同じ轍を踏まず 踏みとどまるか

ここに 
(大げさな話を言うと)

人類の進化とか、未来の文明の質がかかってる

気がしますね(爆)