医療事情が日本ほど甘くないアメリカ。。。
予約を取るのも大変だし、取っても、なかなか薬も出ない上、医療費は高額。
よって、予防医学とか、何かあったら早めに医者へ行くということが非常にむつかしい。
そのせいか、誰もが、ネットで医療情報を調べたり、
薬局や専門店で手軽に買える サプリに非常に依存している。
(そう考えると、、なぜ、医療に恵まれている日本であんなに、サプリがブームになるのか、ちょっと、謎なのである。。
「今、アメリカでは、3人に1人が飲んでます、」などといわれて、流行になってるだけで、実際に必要のある人ってそんなにいないのでは、、?)
いずれにせよ、サプリ類というのは、処方箋なしでゲットできる商品なので
成分も効き目もそれなりである。
これさえ飲んでいれば医者いらず
的広告はいつも、その信憑性が話題になったりしている。
また、
ネットは確かに便利だけど、錯綜する大量の情報の質は、玉石混交。
自分のスタンス(立ち居地)を常に自覚しないと ドツボにはまる危険もある。
例えば、アメリカでよく言われている(信じられている)ことの一つに
抗生物質がなくても、
膀胱炎になったら、クランベリージュースを大量に飲めばいい。
腎臓疾患も然り。
とか、
蜂蜜には抗菌作用があるから、傷の上に蜂蜜を垂らし、絆創膏を貼っておけば、抗生物質入りの軟膏並みの効果がある
等々。。。
私も素人だから、イマイチ真相は??だが、
クランベリーというのは、強い酸性の果物である。
膀胱が炎症を起こしてる際に、多めの水分を取って洗いながすのは、いいとしても、そんなに、酸のきつい物を飲んで逆効果という説もあって、、何故かそちらに説得力を感じてしまうし、、
蜂蜜も、多少殺菌力はあるだろうが、同時に大量に糖分を含んでいるので、化膿したら返って、ばい菌マン君に、栄養を補給してやってるような気がせんでもない。。
いや、軽度の傷の場合のみや
というのなら、1ドル代で薬局で買えるアルコールをコットンにつけ、さっとふいたら、あとは余計なことはせんでもええという気もする。下手にいじくって、悪化したらそれこそ、面倒である。。
とにかく、周囲にはいろんな素人の民間療法というか伝承的健康法が溢れている。。
私の義母も、なかなかの健康オタクである。。
ネットを使いこなし、プチ医学博士のようになっている。
会ったり、話したりするたびに、新説を説いてくるのだが、、、何と言うか、、、
真面目な性格が災いして、毎回、あまりにも、かたくなに、信じた説を忠実に守りすぎるきらいがある。。
(もちろん、きちんと守らないと効果がないとネット等に書いてあるのだろうが、、、)
過去の例をいくつかあげると、、
牛乳は絶対飲んだらあかん。
異種間の動物同士(この場合は人と牛)、しかも、成人した動物が他種の乳を飲むほど異様なことはない。。そんな異種間のたんぱく質は取ったらあかんねん。
と、ステーキや、チーズをほおばりながら、力説してみたり、、
ある時は
心臓病と肥満によいと、一日中、赤ワインとダークチョコレートだけ食べる
次に会ったら
炭水化物を一切取らず、肉とサラダとナッツだけで生活しているという。
これ、アメリカで一斉を風靡したダイエット法なのであるが、その頃、和食すきの私に、
炭水化物 (ご飯 や 麺類) 塩分、が多く、肉摂取量が少なく、水銀が心配される魚を多く取る食事は、世界最悪、たばこより悪いから、なるべく、マクドナルドや自宅でバーガー等をこしらえて、その悪習は、元から根絶せよ
ついでに、緑茶と大豆も毒やそうやで
と何度か忠告した。。
彼女は、決して日本嫌いとか、私に悪意があるわけではない。
こういう性格なのである。
独学で勉強するのが大好きで、そこで良い事を学んだら、他人にもすぐ教えてやりたい。近所でも世話好きのおばさんとして、有名なのである。
だから、こういうのも、100%親切心で忠告している。
が、何事も、適当にやっときゃええわ、という、私は、極端なことができない。
で、それを見ると、義母は
「だって、これこれのウェッブで、医学博士の○○が、言うてはるんやから」
と、自信を持って言い切るから、困ってしまう。。
離れて暮らしておれば、、
「ああ、左様でございますな。。わかりました。気いつけます」
といいつつ、適当にええ所取りし(確かに日本食は炭水化物や塩分が多いし、妊婦とかなら、魚ばかり食べるのも考え物であろう。現にアメリカでは医者によっては妊娠中は魚介類は極力さけろということもある)、自己流でやってられるが、近所だとそうはいかんのである。。(3年ほど近所に暮らしたことがあって、つくづくそう思った。。)
このホリデーにこっちへ遊びに来る義母であるが、この間 電話で話したら
「今、フィッシュオイルにはまってる」
という。。(魚はあかんかったんとちゃうんかい?)
と思ったが、あかんのは、魚の身であり、オイルはええ 事が判明したという。
(「判明した」て、、、ほな、そのオイルは、何処から抽出しとるんや?、)
義母は慢性的な肥満に悩んでいる。
現在155センチ(私と一緒くらい)、で90キロ以上ある。
かくいう私も立派なメタボであるから、デブ同士優劣つけあって、2重顎が3重顎を笑うとか、そんなつもりは毛頭ない。
ただ、こんなだから、自身の食習慣を他人に押しつけたコトは一度もない。
説得力がなさ過ぎると思うからだ。。
というわけで、私には、なぜ、義母が他人に、ダイエットや健康法を説いてまわるのか、やや疑問である。。
で、今回のフィッシュオイル熱の発端であるが、、、
彼女、、今から7,8年近く前、50歳の頃
体重のせいでダメージをうけた膝にプラスティックを入れる手術をしたが、
それがまた最近駄目になってきたという。
で、昔から、料理してる様子をあまり見たことがないが、
「もう、台所にたちづめで料理するのも、困難になった。勢い買い食いばかりになり、体重コントロールがさらに難しくなった」
という。。
義母は若い時に旦那様を生んだ上、私が旦那より年上なんで、ほぼ、同世代である。彼女の弟たち(つまり 私にとっての「叔父さん」にいたっては、私より年下が、3人ほどいる)。
だから、こういう話をきくと、明日はわが身というか、どうも他人事と思えない部分がある。。よって、つい、話に聞き入ってしまう。
彼女によると、高カロリーの買い食い生活をしても、それを補うパワーをもつのが
「フィッシュオイル」
以前は、魚はペット、あんな知的でかわいい生き物を殺して食べる人間がこの星にいてるのが信じられへん。おまけに水銀中毒や環境破壊にもなるし、、
人類はすべて、肉を食べるべきだ。
と真剣に怒っていたのであるが、
「もっと積極的に魚を食べることにした。。
ただし、基本魚は嫌いやし、生は水銀が危険やから(加熱したら水銀って減るんか?)
最近、人の紹介で、クック寿司(調理済みの肉や魚を使用した寿司がアメリカには、ジャンルとして確立している)は、結構食べれることがわかった。
だから、私へのクリスマスギフトは、寿司作りのセットにしてくれへんか」
というのである。。
そういえば、アメリカの雑貨とか、台所用品売り場へいくと、たまに、
す巻き、しゃもじ、小皿なんかが、セットになった、寿司作りキットが販売されている。。中には作り方を示したDVD付きのもあったりする。。
お易い御用である。
が、私自身、実は寿司作れない。。
恥ずかしながら、、あれは、小僧寿しとかどっかのスーパーの折を買ってくるか、店で食べるモンと相場が決まっていた。。
私の料理の腕というのは、壊滅的に駄目であるが、そもそも寿司というのは
普通の日本の主婦でも、あんまり作らないのではないか?
帰宅した夫に、
「あ、マグロで?!へい」
などと、握ったりしないはずである。。
が、義母は日本人は全員が寿司シェフと思い込んでるらしく、
「このホリデーは、握り寿司を教えてほしい」
と頼まれてしまった。。
何とかしてやりたいとは思うが、、
かつて、私に料理の教えをこうた人は、彼女が始めてである。。
こちらは、狼狽した。。
「、、、いや、、、、寿司飯くらいはできると思うけんど。。。
巻きも簡単なのならね。。。でも、、握りとか、魚を一からさばくのはちょっと、、」
「あ、そうなの。。残念だわ、、、
いや、巻物なら私もす巻きセットはないけど、それなりに、ラップでやってもうマスターしたのよね。あれは、ご飯にバター入れて巻いたらええだけやからね。(は?)
そやけど、和食はダイエットにええって聞くわりに、、食生活を
魚とご飯に切り替えて、フィッシュオイルも呑んでるから、膝の調子はええけど、あんまり痩せへんな。。」
「一回にどれくらいご飯食べてます?」
「うーん、知り合いに寿司飯のレシピもらったのね。。。それによると、
米3合(私が、聞いた量を日本式に換算している)に、対してバタースティック2本くらいかしらね。一日一食はこうやって和食に切り替えて、あとは普通に、マックとかで食事しているわ」
それで痩せたら、どっか
具合が悪いです、、、、
体重キープできてるだけも、奇跡!!!
っていうか、今までのフライドポテトとか、肉ばっかの食事よりは、ええのかもしれん。。。。
というわけで、このホリデーは、寿司作りをやりそうな予定である。。
しかし、バターたんまりの寿司飯レシピって、、、、、一体誰が教えたんやろ??
この上、私が握り寿司なんて教えたらもう、目茶目茶である。。。。
