トケンラン(杜鵑蘭)の不思議な姿 | 美味しく、楽しく、生物多様性ブログ!~NPO法人森の都研究所

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生態系の専門家である前に一人の平凡な父親として、豊かな自然を子や孫に伝えたいから、処方箋を皆さんと一緒に考えていきたいと思います・・・

十年以上しょっちゅう通っている道端でも、知らなければ見つけられない生きものが、いくらでも居るものですね。この花も、ずっと噂には聞いていたのですが、教えて貰って、初めて見えました!(苦笑)


丹波はさすがに蘭の種類も豊富で、4月のシュンラン、キンランなどから始まって、エビネやカヤランが咲き、カキランが咲き、オオバノトンボソウなどという大人しやかな花が咲き・・・というリレーを毎年楽しんで来たのですが・・・。 こんなに特徴的な姿なのに、トケンランが咲いていることに気付いたことはありませんでした(確かに激レアだそうですが)。

トケンランは、ご覧の姿の通り、エビネなどに近いランなのですが、「開花時に緑の葉がない」というヒガンバナのような生態を持っているとかで、開花直前には余計に見つけにくいのかも知れません(・・・言い訳みたいですが(笑))。
 

盗掘の対象にもなりますので、生息地情報は公開できませんが、あまりに見つけにくいために、気づかれずに生息地が破壊される・・・という心配もある植物のひとつ。

地元の人たちが毎年ソッと自生地で愛でる、ぐらいの穏やかな距離感で守られていけば良いな、と願うのでありました。

 

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☆ 今夜も、皆さんに素敵な夢がたくさん訪れますように。。。

 

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