山裾の田んぼの畦には、四季折々の野草の花が咲きますが、大抵、その季節が来るまで、
他の植物にまぎれて見落としています。
この花も、私にとっては、そんな出会いの多い花。
華やかに咲き始めたメハジキ/丹波市市島町にて 2020.7.7.
咲き始めると、花数も多くて、花から葉っぱが弾けているような、愛嬌のあるデザインをして
います。
・・・でもきっと、普段は、ヨモギあたりと見間違えて、見落としていることが多いんですね。
毎年、意外な場所に咲きだしては、アレッ?とビックリして、レンズを向けています(笑)。
16世紀の中国で発行された『本草綱目』という薬草本にも掲載されている、東アジア共通
の古くからの薬草のようですね。
漢方では、益母草(日本読みは、やくもそう)と呼んで、女性の血の巡りを改善する効果が
古くから知られていたのだとか。
今では、ほとんどそんな効用も忘れられて、背の高い雑草として刈り払い機の餌食になっ
てしまい、生き残っているのは、草刈り頻度が低い山際など限られた場所になっています。
この花の愛らしさと合わせて、モッタイナイと思うのですが、確かに、夏に花が咲くまで、
他の強い雑草と見分けがつき難いですから、私も時々誤って鎌の餌食にしてしまいます
・・・(苦笑)。
☆ ☆ ☆
今夜も、皆さんに素敵な夢がたくさん訪れますように。。。
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