TossMaster-Hookを取り付けるロッドについて。

 

アリエクスプレス取扱品であれば無加工でHookを装着できますが、おなじみのルアーレスキューシャフトでも加工すれば取り付け可能です。

 

というか、最初はルアーレスキューを加工してスタートしていましたからね!

 

上記の記事では加工方法についてはあえて詳しく書いていませんでした。

 

ルアーレスキューシャフトをお持ちの方って基本的にはオリジナルのアンコウフックユーザーなわけですよね?

 

ねじ山を削りすぎるとオリジナルのアンコウフックの取り付け不可になるのって困るハズなので、簡便で安価なリカバリー方法が見つかるまでは自主規制してました。

 

本体買い増しは簡便だけど安価じゃないですよね?

 

 

でも、ようやく低額で完全にリカバリーする方法が見つかったので加工方法を紹介しちゃいます。

 

リカバリー方法といってもただ単に釣具屋さんに行ってルアーレスキューのパーツを購入するだけですけどね~

 

品名

ルアーレスキューシャフトロング#1#2組(口金付き)

 

品番

VCRLLN1N2

 

価格

2,200円(消費税別)

 

取り扱い可能な店舗

※掲載されていない取扱い店舗もあるそうです。

 まずはお近くの釣具屋さんに問い合わせるのもアリ

 

 

加工で破損させるとすると1番竿(一番細いパイプ)だけなんですが、、、、

 

1番竿だけでは販売されておらず、1番竿と2番竿がセットになった上記アッシー品を購入する必要があります。

 

まぁ、1番竿と2番竿はゴムパーツを切って取り外さないと分離できない構造なので仕方ないですね。

 

 

具体的な加工方法の紹介

 

まずはバイス等でパイプをつぶさないように水平に固定します。

※画像のパイプは加工完了品です。

 

この後の作業でパイプが回転してしまうようであればパイプにマスキングテープや両面テープ等を張ったり、バイスとパイプの間にゴム板を挟んだりして摩擦抵抗を高めてからバイスに挟んでください。

 

 

中通し式とするため、雌ねじ部の拡張だけではなく雌ねじを固定しているピンもウェイトが通過する部分を除去する必要があります。

不要部を一気に除去したいですが難しそうなので順番に少しづつ除去します。

 

一番最初の使うのは8㎜のダイヤモンドホールソー

 

8㎜がねじ山に引っかかって奥まで入らないようであれば6㎜とか作業すればOK

 

ホールソーの中に水に浸したスポンジ片やウェットティッシュを忍ばせておくと効率的に水の供給ができるのでお勧め。

 

とにかく工具に熱を持たせないように軽ーく押し当てて、頻繁に水を供給すれば初めてホールソーを使う人でも大丈夫。

 

 

ピンの一部(中央)を除去できれば、次の工具を差し込む事ができます。

 

 

次に差し込むのはこんなタイプのドリルビット

 

これはオイルを時々オイルを吹き付けて低速で入り口をすり鉢状に拡張します。

 

目安は下の画像の位置まで。

 

この作業をすることで、この後の工具の削りはじめが安定します。

 

そう、ここまでの作業はメイン工具の削りはじめを安定させるためだけの作業。

なのでドリルマスターの方はこれまでの加工をすっ飛ばしてもOK

 

 

ここでやっとメインウエポンの登場です

メインウエポンは外径12㎜のダイヤモンドホールソー

 

これでねじ山のほとんどとピンのほとんどを除去します。

※ねじ山やピンが多少残っても問題なし。

 

ここで作業を終了しても大丈夫かもしれませんが私は念のため金属表面を滑らかにしておきました。

 

 

 

以前の記事では加工にメチャクチャ時間が掛かったと書いていますが、それは試行錯誤の時間や無駄になった作業を含めての話です。

加工方法がわかっていれば30分もかからないと思います。

 

さぁ、これであなたも中通し式フックの開発環境GETです!