東京の中心と言うとどこになるだろうか。東京駅とか皇居と考える人もいるだろうし、丸の内あるは新宿新都心と言う人もいるかも知れないが、やはり「銀座」とするのがよいのではなかろうか。何しろ、日本中の地価の最高額を不動のものとしている街なのだ。昔から華やかなショッピングの代表地である。最近は老舗の店が外国のブランド店に取って替られつつあり、その寂しさを嘆く人達も少なくないようだ。
    講釈はともかくとして、研修生たちには「東京の中心の街。ということは日本の中心と言ってよい」などと吹聴しながら案内をして歩いた。折からのホコ天(歩行者天国)で通りの真ん中を歩いたり、ウィンドウショッピングをしたり。またビアホールの「ライオン」や「資生堂パーラー」、会社時代によく利用した小料理屋などにも入ったりして過ごした。