株式に限らずあらゆる相場には強気派と弱気派がいます。相場は今後も上昇するので買だというのが強気派です。どちらかというと証券会社など業界関係者に多いと言えます。一方、こんな脆弱な基盤の上に成り立っている相場はいずれ大きく崩れるというのが弱気派です。知的レベルが比較的高い人達が主たる支持者です。
今回のアメリカ発の世界金融危機では、以前からアメリカ経済の危うさに警鐘を鳴らしていた人たちの見解が一応正しかったということになっています。しかし、どんな相場でもどこかでクラッシュすることは歴史が物語る通りです。弱気派の暴落説はいつかは当たるのです。
NYダウが6000ドルにも乗っていない10数年前から暴落を唱えている人たちがいました。この人たちの見通しに従って先物を売ったりプットオプションを買った人たちは、この十数年間おおむね負け続けてきたのです。当時、こうした弱気派の言説に乗り、アメリカ株のプットを大量に買って大損した日本人がいたと聞いたことがあります。
つまり、弱気派の見解はいつかは当たるんですが、当たるのが来週なのか10年後なのかが良く解らないのです。弱気派に盲従して投資するととんでもないリスクを負うことになります。
かといって強気派の見解にそれほどの根拠があるとも思えないのが相場の難しさです。