小泉元総理が麻生総理大臣を厳しく批判したとテレビや新聞で報道されています。その日の夕方、料亭から出てきた森元首相に記者達が小泉発言についてのコメントを求めると言葉を荒げて「うるさい」といって車に乗り込んでいきました。
選挙が近いし政界再編の動きも出てきていますから、有力者の発言は政局を大きく動かす要因として注目されているんでしょう。しかし、この政局というのはいったい何なんでしょうか。どうも不可思議です。
会社にたとえるなら、会社の運営を担う役員達の最優先の仕事は、売り上げを伸ばすとか新商品の開発といったことです。どの役員とどの役員が仲がいいとか、専務が親しい人間を集めた飲み会で社長批判をしたというようなことは副次的なことに過ぎません。しかし、その副次的なことが最優先されているのが、残念ながら日本の政治の現在のレベルです。
この政局を裏から表からを解説しているのがジャーナリストと称する人たちです。政局は詰まるところ人事話です。日本のマスコミは人事話が大好きなんです。昼間は社外の政局を論じ、夜は社内の政局を肴に酒を飲んでいるんです。
100年に一度の金融危機なんですから、つまらない次元の人事話は止めて大局的な政策の議論をすべきではないでしょうか。