不動産会社の破綻が止まりません。昨日は日本綜合地所が会社更生法の手続きを申請しました。負債総額は1975億円です。
新卒大学生の内定を取り消したことで有名になった会社です。同社のマンションは造りがヨーロピアンテイストで比較的価格が安いのが特徴でした。ただ、駅から遠くバスなど2次交通を使わないといけない物件が多かったようです。
3年位前に、小田急線の向ヶ丘遊園で販売していたマンションを見学したことがあります。ほとんどの社員は若く20代から30代の人たちばかりでした。いろいろと説明をしてくれるんですが、不動産や銀行融資についての基本的な理解がなく、ただせりふを覚えただけという印象でした。
一番びっくりしたのは、モデルルーム内に設けられている相談コーナーで説明を受けている時のことでした。突然「○○号室ご成約です」という放送が流れ、各テーブルで接客中の社員がいっせいに大きな拍手を始めました。説明を受けている最中にこういうことが何度もありました。彼らはマンションを販売する前は高額な羽毛布団を売っていたのではと思いました。
また、ローンがどのくらい組めるか知りたかったので、名刺交換した担当者に説明会の翌日に電話しました。しかし、なぜか研修中ということで連絡が取れず、伝言したにも関わらず、返事が来たのは結局1週間後でした。
3年前は不動産価格が上昇中で売り手が強気でしたが、この会社の販売姿勢に大きな違和感を覚えました。せっかくの客をほったらかしてまで何を研修しているのかと不信感が強くなり、この物件を見送りました。