遅い昼ご飯を食べに有楽町の交通会館に寄りました。地下の定食屋でカツ丼をフーフーさましながら食べていると、常連客らしい中年男性が入ってきて、カキフライを注文しました。「アジフライね」、カウンターの中にいたオヤジはそう返事して、仕事に取り掛かりました。


中年男はアジフライを訂正することもなくオヤジと世間話を続けていました。こりゃ何が出てくるか楽しみです。しばらくしてカウンター越しにオヤジが差し出した皿にはアジフライが載っていました。自分が頼んだのはカキフライで、アジなんて頼んでないぞと常連の中年オヤジが言うかと思いましたが、そんなことは起こらず、黙々と美味そうにアジフライを食べているではないですか。不思議な光景でした。


目はだいぶ悪くなってきましたが、耳はまだ大丈夫ですので。私の聞き違いの可能性は少ないと思います。BGMのように点けているラジオの声は鮮明に聞こえました。「アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない」の著者町山智弘氏が自身の最新の著書について語っていました。


タイトルは「オバマショック」でアメリカ政治専攻の越智道雄氏との対談のようです。今週末に集英社から新書で出版されます。町山氏はわれわれが持っているアメリカ人のイメージと大多数のアメリカ人の実像とのギャップを面白く教えてくれます。越智先生は10数年前にお会いした時、アメリカは人種の坩堝(melting pot)ではなく、人種とか宗教が違う人たちはmeltしないで並存しているのだとおっしゃっていました。「オバマショック」買って読みます。