金融機関、保険会社、そして自動車会社とアメリカの公的資金の投入先は拡大しつつありますが、あのアメックスも3000億円の公的資金の注入を要請したようです。
だいぶ前のことですが、仕事で日本にあるアメックスのオフィスを訪問したことがあります。床にはジュータンが敷き詰められ、廊下のいたるところに美術品のような置物がありました。部長クラスの管理職になると秘書付きの個室が与えられていました。オフィスというよりもホテルのような雰囲気で、とてもうらやましく思いました。
日本の会社のオフィスは修学旅行で泊まった大部屋と同じです。大きな部屋に社員をぎゅうぎゅうに詰め込み、プライバシーなんて全くなく、そこでわいわいやっていると仕事をした気になってくるから不思議です。本当はそんなことでは生産性は上がっていないんですがね。
アメックスは宣伝戦略もなかなかスマートで、JCBやセゾンよりも格好が良く、高級感もありました。
ところが、最近アメックスが駅の地下道で行っていたキャンペーンを見て大きな違和感を覚えました。何しろ、どこか水商売の雰囲気がある黒服の女性担当者が、通行人に次々と声をかけ、泥臭いセールスをしていました。最初見た時は、怪しげなキャッチセールスかと思いました。
あのアメックスがこんなことやるのと思っていた矢先に、本国で公的資金の注入ですか。考えてみればカードビジネスというものは奇妙なビジネスです。これからはカードなんかなくてもPCとか携帯で決済ができるわけだから、いわば信用保証会社として生き残っていくのだろうか。