今回は、デイサービスにとって非常に重要な「送迎業務」について、運転のポイントから送迎範囲の考え方まで詳しく解説します。利用者さんが安心してサービスを利用できるよう、送迎の質を高めるヒントが満載です!
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1.安全で快適な運転のポイント
送迎時の運転は、利用者さんの安全と快適さに直結します。以下の点に注意しましょう。
• 発進・加速時:ゆっくりと発進・加速し、急な動きを避けましょう。
• ブレーキ時:急ブレーキを避け、適度なポンピングブレーキを活用します。
• 右左折時:曲がる前に**「右に曲がりますよ」などの声かけ**をしましょう。また、遠心力を感じさせないスピードで曲がることが大切です。
• 段差通過時:段差の手前で**「揺れますよ」と声かけ**し、スピードを落として通過しましょう。
• 停止時:停車する前に**「止まりますよ」と声かけ**すると良いでしょう。
車内での利用者さんの確認と快適環境
送迎中は、利用者さんの体調にも気を配る必要があります。
• ルームミラーでの確認:信号待ちなどで停止中に、ルームミラーで利用者さんの表情を確認し、会話をして反応を見るようにしましょう。送迎時間が長い事業所では、体調不良や意識消失のケースも稀に発生しうるため、特に注意が必要です。大きいルームミラーを取り付けると、後部座席の様子を確認しやすくなります。
• 車内環境の整備:体の揺れを最小限に抑えることが重要です。揺れのある車内では座っているのが難しくなり、特に後部座席では体が左右に傾きやすいため、持ち手を取り付けることで姿勢を保持しやすくなります。手すりは、揺れに対応できる**「固定タイプ」がおすすめ**です。これにより、カーブでの隣の人との接触や転倒トラブルを防ぐことができます。
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2.事業所到着後のスムーズな降車と確認
事業所への到着時も、利用者さんの安全を最優先に行動しましょう。
• 到着時間の予測と連絡:送迎は複数人で行うことが基本です。利用者さんのトラブル、交通事故、渋滞などで到着が大幅に遅れる場合は、必ず事業所に連絡を入れ、利用者さんへ遅れる旨を伝えてもらいましょう。
• 降車時の対応:事業所に到着したら、降車介助は必ず1人ずつ行いましょう。同時に複数人が降車すると、玄関が混雑し、転倒リスクが高まります。
• 職員間の連携:送迎車の乗り降りや移動は転倒リスクが高い場面です。事業所で待機している職員が、送迎車の到着後、乗り降りの介助に協力することで、玄関周辺の混雑や転倒リスクを減らすことができます。