【あなた】は聞いているかな?
正直言うと
何が起きたか【理解?】った瞬間
心配で仕方がなかったよ。
大まかな事情は知っていたからね
でも・・・
所詮、そうである存在にしか
解り得ない事であって、
そうでない私からは
何を言っても、どう慰めても
他人事でしかなく・・・
ならば、結局惨めになるしか無い
あらゆる誰かからの慰めや同情を受けるよりは
いっそ放っておいて欲しい
そう思うことだってあるだろうと、
今回は敢えて口を出さない決断をした
だって、
こんな体ならいっそ無いほうが良い
ずっとそう思いながら
離すことさえ敵わない
壊すことさえ出来やしない
そういう存在が、
めでたく私には無くって
ある意味めでたく、何もなく
いっそ無いほうが良いと思えるものなら
持って生まれたあなたすら
羨ましくもなく・・・
だから
私にはその禍々しく生まれついてしまった
その苦しみを理解できないんだ
だから、黙っておくよ
だから、放っておくよ
不定期に襲ってくるはずのその苦しみと、
なんとか付き合っていく方法は
もうきっとあなたなら
私なんかよりもずっと
ずっと
ずっと
ずっとずっとずっと
慣れているはずだから