Love Coup d'Etat ~Archives~ | Forest

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なんか詩とか描いてます

たとえ、あなたがどう考えようと

たとえ、あなたが何を守ろうと

 

記憶では賄えない何もかもを

記録を持って補えるなら

 

繰り返し

繰り返し

繰り返し

 

噛み締めては

あなたへの愛が深まるのなら

 

 

私は

 

あなたの意固地に守り続けている

古き良き時代にだって

 

温度によって伸び縮みしたり

切れてしまったりする

 

カセットテープやビデオ

 

それと何が変わるというの?

 

 

一期一会の価値の

放つ輝きによって

 

あなたが得ようとする

意固地な拘りが

 

 

あなたが今まで繋いできた

あなたを愛する人達の心を

 

鋭いハサミで切り裂いていくとするなら

 

私は許せない。

 

 

たった一つ

 

あなたの姿を

あなたの歌を

あなたの語りを

 

 

記録

 

 

いつでも見ることが出来

いつでも聞くことが出来

いつでも噛み締めることが出来る

 

 

どう抗っても

消えゆく記憶を

 

何度だって繕えるなら

 

その度に愛が沸き立つのなら

 

 

どうか、あなたの手で

どうか、あなたの心で

 

 

記録という名の

 

 

あなたが私達に送ることが出来る

 

 

愛を

 

 

愛を授けてくれたら

 

きっと2月の終わり

苦い汁を

涙を

 

飲まざるを得なかった人達を迎え

 

もう一度愛の輪が広がるはずなの

 

 

魂のレベルの納得

 

でも、

LIVEとRadioが同じものと知ったあなたが

 

昔雑音の中で

ラジオデッキを抱え

 

空に向かっってアンテナを伸ばした夜を

 

同じ仲間が

同じ空に電波を伸ばし

 

雑音に抗って戦った夜を尊いと思うなら

 

今、クリアな音が届く様々な環境の進化は

 

 

あの日あなたが投げ放った本当の気持ちを

聞き逃してしまった悲劇を切り返さない為にも

 

 

歪みのない

雑音のない

異国の音の割り込みのない

 

 

清い音を

あなたのそのままの声

あなたの思いを

 

まるで水晶のように

記録しておくことが出来るなら

 

もっと多くの人が楽しめることが出来るなら

 

 

古いこだわりと、

化石のような信念で

 

あなたを取り巻いていた仲間たちが

 

一人

また一人

去ってくのだと

邪推するのを

 

黙って見つめることしか出来ないのなら

 

 

それは

泣いてしまうよ

 

きっと私が

渡して送ることにしたいの。