実体験 | Forest

Forest

なんか詩とか描いてます

僕は

 

痛い事

辛い事

苦しい事

悲しい事

 

みんな

諭すように

柔らかい言葉で

 

まるで

漢字や

計算の仕方のように

 

他人にしてはダメだよ。

 

そう教わった。

 

 

嬉しい事

楽しい事

気持ちの良い事

 

みんな笑顔で

幸せに

幸せを

 

僕に与えてくれた

 

 

そして

僕は

 

痛いって

辛いって

苦しいって

悲しいって

 

本当は

よくわかんない。

 

 

だから

僕は

 

あんまり仲が良いわけでもない

同い年の子を

 

とても仲が良かった

同い年の子と

 

一緒に

 

痛いって

辛いって

苦しいって

悲しいって

 

思うようなことを

たくさんしてみた

 

 

なんだ

これも

 

嬉しいじゃないか

楽しいじゃないか

気持ちの良いじゃないか

 

 

知らなかった

違う

違う

違う

教わっていたのと違う

 

あの子が

泣いてる顔が面白い

怯えてる顔が面白い

怖がってる顔が面白い

 

知らなかった

面白い!

面白い!

面白い!

ダメなことほど面白い!

 

死ねば?

なんで生きてるの?

 

痛いんでしょ?

辛いんでしょ?

苦しいんでしょ?

悲しいんでしょ?

 

だったら生きてても

仕方ないよね?

 

 

そして

あの子が消えたから

 

僕は

次の子を探したんだ