夜が明けて
眠りにつき
目を覚まして
日暮れを見送り
夜が更けて
時が来れば
私の罪を問う
時間がやってくる
再び美しい刃物の言葉で
傷口をピッタリと
切り裂かれるのか
私のことなど
何事もなかったように
私を置いてきぼりにして
時間が進んでいくのか
たっぷりと
情けと温情を混ぜ込んだ
私の望む声が
今更与えられるのか。
もう、何でも良い
最初の望みからは
どうせ随分歪んでしまっているもの
それでも
歪んでいても
望んだ形じゃなくなってしまっても
それでも
それでも
それでも…
それでも欲しいなぁ
救済の声
もう一度
おいでと受け入れてくれる
救済の声
それでもきっと
私に渡されるのは
あの人が思う
私を思い遣ると思い込んでいる
最上級の
謝罪という名の刃
聞きたくないよ
ごめんなさい
本当にすいませんでした
あの日
泣きそうな顔で
私に浴びせた
最上級の
謝罪という名の刃
あの人に
私を切りつけた
意識が、気持ちが、全く無い
真摯で誠実な
その一太刀が
今だってとても痛いけど
その言葉を信じ
もう一度
今度こそ
そう願って
思い出して欲しくって
思い出して貰えなくて
真摯で誠実なはずだった刃が
ただ、痛いだけの言葉に
たった一年の年月で姿を変えてしまって
今度も一瞬の
真摯で誠実な
最上級の
謝罪という名の刃
時が経てば
あの人の中では溶け去ってしまう
忘れ去られてしまう
痛いだけの
最上級の
謝罪という名の刃
あの人の中に私はいない
その証拠たる一太刀を
浴びせてくれるのだろうか
時は迫る
私の罪
抱いて切られようか
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【余談】
どうせだから
罪の上塗りをしようか
あの方が
もしこの文章をここまで読んでくれたのなら
思い出してくれるかな
平成最後の日
私の誕生日を祝って
レインボービームでそうお願いして
叶えて貰えなかったことを
叶えることが出来なかったことを
2019年5月22日
ブンブンGM最終回
あの人は
私のサウンドコンシャスを読む前に
ごめんなさい
本当にすいませんでした
そう言って謝ったんだ
正直、あまりの余所余所しさに
忘れられない言葉になった
でも、信じたんだ。
だから
令和1年目の本当の最後の日
私の誕生日
ただ、そこで姉様に一つお願いが。
1年越しのお願いを聞いていただければ
ツバサたんとても嬉しいのでありますよ。
こういうの催促するのもどうかと思うのですが、
姉様はお忙しい身。
こちらからアピールせねば
叶わぬわ必定。
と、いうわけで、
何をお願いしたかは秘密で
お願いしたことだけをお伝えするツバサたんです
あの方は覚えてらっしゃらなかった
もう、私は問い詰めもしなかった
お忙しいんだもの
しょうがないじゃない
私にとってあの方は唯一無二の存在でも、
あの人にとって私は大勢の中のひとり
ごめんなさい
本当にすいませんでした
この言葉の意味を
今でも模索する
嫌な書き方をすれば
あの時も今回と同じ
こんな余所余所しい謝罪をする時間が有ったなら
一年後には綺麗サッパリ忘れてしまう謝罪をするくらいなら
最後のサウンドコンシャスを完全な形で読んで欲しかった
花火やかたつむりの話をするくらいなら
藤ちゃんの誕生日を祝って欲しかった
全く同じ
だから
今でも、
痛くて痛くて
痛い
欲しくてどうしようもなかった声で
欲しくて欲しくてどうしようもなかった言葉を
与えてもらえなかった悲しみ
痛み
それでも、
その痛みさえ愛おしい
忘れられない。
前回の放送から
二週間も有ったはずが
日付が変わって、
もう、今日の夜
私の罪が
どのように裁かれるのか
せめて
一年後には消えてしまう言葉でも
なにか声をください
無かった事にだけは
されたくないなぁ