すいませんでした
申し訳ありませんでした
そんな言葉を求めてるんじゃ無い
丁寧すぎる
余所余所しい言葉には
刃物がついている
逆に痛いよ
逆に辛いよ
傍に寄るな
傷口に書かれているみたい
欲しいのは謝罪じゃ無い
今でも祝って欲しいんだ
私とあの娘
私とあなた
出会えて良かった
そう思える気持ちが欲しいの
血の味のする
謝罪の言葉は
涙がでるよ
ゴメンね
軽い言葉の方がきっと嬉しい
軽い言葉の方がきっと恋しい
ただ
祝って欲しいんだ
あなたにも
喜んで欲しいんだ
そんな言葉が欲しいんだ
そんな気持ちが欲しいんだ
でも
きっとあなたは見ていない
あなたはここを見ていない
だから
あなたは口にするでしょう
血と刃物の味のする
哀しい謝罪の言葉を
ねぇ
教えて
何が伝わっていて
何が大丈夫なのか
私は何を信じれば良いの…?