捧ぐ | Forest

Forest

なんか詩とか描いてます

我儘な 私の願いに

それでも報いてくれたあなたに

 

私から感謝の気持ちを捧ぐよ

 

声の出ない私の

代わりに囀ってくれたあなたに

 

私から感謝の気持ちを捧ぐよ

 

この感謝の念を

いつか再び出会えたときに

 

あなたが驚くほどに

たくさんたくさん

 

私の森に咲く花で

ブーケを作り

 

きっともう一度

あなたに捧ぐよ

 

 

もう絶望に枯れた

萎れた花じゃなく

 

ずるい染め色に濡れた

汚れた花じゃなく

 

その時は

どうか、また

 

あなたの唇で

鳴けない鳥の嘴では唄えない

 

歌を唄って応えてよ

 

私の気持ち

全部

全部全部

 

捧ぐから

 

きっとまたあの日のように

送ったブーケから一輪花を摘み取って

 

私の歌を唄ってよ

 

声の出ない

私の歌を唄ってよ

 

私の気持ち

全部

全部全部

 

捧ぐから

 

全部全部

捧ぐから