子供のころは思ってた
サンタなんていない
サンタなんて来たことない
子供のころは思ってた
ほかの子供には来ても
私のところには来ない
大人になる前からずっと
知ってたの。
サンタなんてただのお父さん
サンタなんてただのお母さん
私にはいない
私には来ない
でも、大人になって知った。
大人になって知ったんだ。
なーんだ。
サンタクロースいるじゃん
サンタクロースいたじゃん
サンタクロース来たじゃん
サンタクロースは現れた
大人になった私のもとに。
私には
4人もサンタがいたよ。
私には
4人もサンタが来たよ
私には
4人もサンタがいるよ
だからもう
この寒い冬
街が
赤と 緑色に彩られ
蒼く 黄金に輝き
昏く 白い雪が降っても
私は眠る前に夢が見れるよ
ねぇ… お父さん
ねぇ… お母さん
きっとあなたたちの遣わしてくれた
ふとっちょのおっさんと
ショートカットの美女と
ねてばっかりのやせっぽちと
ちょっとゴリっぽい子供みたいなやつは
今年も私のサンタクロース
そして、今年一年 私のそばにあるプレゼント
来年もきっと同じ
私はもう
…さみしくないよ。
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本家「サウンド・コンシャス」ブンブンGMの同名コーナー宛に
送った作品です。
「クリスマス・コンシャス」として、クリスマスにちなんだ作品を何通か応募しました。
以下、
この作品を送った際にメールに添えたコメントです。
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残念ながら 神崎友人会オシイレ組の4人には
小さいころから親がおりません。
他の子はどういう幼少期かは知らないけど…
私は9歳の時に親から離れ
シンルイエンジャ?
色々あちこち転々として
13歳の時にオシイレに入りました。
オシイレは独りぼっちだったけど
なぜか居心地だけがよくて、
そして私が17歳だったかの時に
クリスマスのほとんど一週間前に
今でいう神崎友人会の会長と知り合いました。
それから25年
もう、親の顔も思い出せないけれど
私には仲間ができました。
親から離れた後の、8年もの長い旅の後、
やっと一人じゃないって思える環境にたどり着きました。
それから2年 私たちは今の5人になりました。
もし、サンタクロースが
本当にいたら
きっとそれは親の愛情で。
長い間ソコから遠ざかっていた私に
多分、もうこの世にはいなくなっていたであろう
お父さん お母さんが
私に残してくれたものが
今、私がここにいる理由ならば。
お父さんも
お母さんも
会長も
藤ちゃんも
光成も
ゴリちゃんも
きっとみんな私のサンタクロース
みんながくれた
一年間、孤独じゃないって温かさは
私が毎年大事に抱えていける
最高のプレゼント。
お父さんも
お母さんも
あわてんぼうだから
一週間も前に
プレゼントをくれました。
私にとって
私たちにとって
もうあと一生。
毎年続きます。