イルミネーションに彩られた街並み
手も繋げないまま 二人並んで歩く
「好きね。みんな。こう言うの。」
木々に巻きつけられたLEDを見上げる。
「好きですよ。私。こう言うの。」
私より背が高い貴女が
身をかがめて私の腕に巻き付いてきた。
女同士は目立つから
普段は人前では避けてた二人。
でも…
今夜くらいは良いよね。
「どうせみんな、こっちなんか見ていません」
耳元でそっと、貴女の吐息が聞こえる
街を彩る青い光と
宵闇の中、
自分たちの世界にいる
世間の恋人たちは
きっと二人の瞳だけしか見えてない
ま、いっか。
ココに私達だけしかいないかのように
貴女の腕の中に収まっては
背中にぬくもりを感じるの。
クリスマスイルミネーションに紛れて
夜の街を 私達だけにして。
二人、地上に落ちた夜空の、星々の中
聖夜の夜にまた罪を作るの
----------------------------------------------------------
本家「サウンド・コンシャス」ブンブンGMの同名コーナー宛に
送った作品です。
「クリスマス・コンシャス」として、クリスマスにちなんだ作品を何通か応募しました。
以下、
この作品を送った際にメールに添えたコメントです。
----------------------------------------------------------
今日もLoveいコンシャスを書いてやろうと思ったのですが
よくよく考えると、私、甘い言葉でデコりまくった
そういうLoveいコンシャスと言うか作品を書いた経験が
あまり
ので、
後で読んで、自分で、「地味かな?これ」
番組で放送できる限界までとろけるようにスイートな作品を
いつか書きたいと思う、
~~~~~~作品はさむ~~~~~~
誰隠すところのないレズビアンカップルの私達だけど、
女同士のカップルを意識し過ぎの私達は、
やっぱり街では思う存分イチャイチャできません。
でも、LEDの冷たい光に隠された昏い夜の街で
ロマンティックな聖夜の夜を過ごしたい願望が
無いとは言いません。
むしろすごくあります。
いや、人前でもいいから思う存分イチャイチャしたい!!
恥ずかしくてできないけど。
姉様方は普段どんなふうにイチャイチャしてますか?
やっぱり人目は避けますか?