見て。
見て見て。
テレビの向こうで嗤っているわ。
仇も仲間も裏切って
あなたの望んだ
白い白い仮面が嗤ってる
あの声が
あなたには聞こえているの?
これがあなたの望んだものなの?
今、前に進むための道は
創造のための破壊。
悲しいけれど…ね。
お片づけの時間。
悲しいけれど…ね。
そして。
その決断をする…
勇気。
その決断をする…
責任。
あなたのかぶった白い仮面。
あなたのかぶった白い仮面は…
あなたの目には
今どう映っているのかな。
テレビの中のあなたの仮面は
どんな顔して嗤ってる?
何を成している?
今は進んでいる?
あの時あなたの叫んだ「NO」は
時すでに遅く
あまりにも中途半端で。
すべてが裏目裏目に。
ねぇ。どうするの。
テレビの向こうで白い人たちが。
この期に及んでまだ言うわ!!
「今こんなことをやっている場合ではないのに」なんて戯言を!!
いつになったら目を覚ます?
いつになったらその声が
あなたをわたしを惑わしている…
その事に
いつになったら気がつくの?
この凍った現在(いま)を
その白い。白かった。
白いと思っていた仮面を
未来を作るために破壊するのを
そのために戦うことを。
あなたがまだ本当に悪だというのなら
このままゆっくり空気が抜けて
地獄に堕ち行く気球の上で
譫言のように何かに憤りながら
その白い白い瞳で
どこかを見ているような
見ていないような
その瞳で。
見届けることね。
あなたの白い世界を。
その行く末を