傍にいないことの無力。 | Forest

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なんか詩とか描いてます

ううん。

違うの。


心配するのは嫌じゃない。



むしろ、

心配できないまま、あなたが苦しんでいたことを気づけないまま


そんなのは嫌じゃない?


あなただってそうでしょう?



でもね。

心配したってどうにもならないなら、

心配させたくないって気持ちもわかる。


ううん。

そういう意味じゃない。


わかるよ。



私はね。

知っているの。


これだけは。



傍にいないことは無力。




たぶん私が、あなたの傍にいたって

きっと何にも出来やしない。


何の役にも立たない。


むしろ足を引っ張るかも。


でも



傍にいないことは無力なんだ。


私はそれを知っている。


傍にいて上げられなかった。



目の前で見て

この耳で聞いて


痛いほど嘆いている


目に触れることは無い

声が聞こえない


どんなに一緒に嘆いても


励ましても


私は無力だった。



またあの時を繰り返す。