目指せ!森林インストラクター。 -10ページ目

目指せ!森林インストラクター。

日本の山を元気にしたい!
そんな思いから、森の案内人「森林インストラクター」の資格を取りました。

自然は私達に、たくさんのメッセージを投げかけています。
その声は、あまりにも小さく儚いものです。

そんな「森の囁き」を、お伝えします。


姉妹



どっちも本物
似た者同士。

違いに気づけば
互いが見える

サンシュユ



艶やかに
しっとりと
潔く
強かに

出会い
別れ
終着
出発

それぞれの春の形
命あふれて





あの日
あの時

あなたはどこに居ましたか?
何を感じましたか?
何を考えましたか?
誰を思いましたか?

そして

今、あなたはどこにいて
何を感じていますか?
何をしていますか?



北上川

あまりに美しく
あまりにも穏やか

命を育む
全ての営みの源

その姿は一部でしかなく
必ずしも従順ではないことを

決して忘れてはいけない



今回は番外編。手前味噌の仕込みの様子をお伝えしたいと思います。



先日味噌作りを教わり、今回自分でやってみることにしたので、興味のある方は参考にしていただければと思います



 



用意するのは、大豆・麹・塩。これらを漬け込む容器。



使用するものは、大豆を茹でる為の鍋や笊ぐらい。



 



後は、仕込み方を参考に、使うものを考えるのも楽しいものです。



 



大豆の選別



もし自分で収穫した豆から仕込むのなら、まずは豆の選別が必要です。



虫食いのひどいものや、黒ずんでいるものは避けましょう。



選別


紫がかってしまっているもの(紫斑病というようです)は、種としては使えませんが、味噌作りにおいては問題ないそうです。



 
浸積



選別した豆を良く洗います。



水をけちらず、汚れている水はどんどん替えましょう。



 浸漬前



洗い終わったら、綺麗な水に入れ替え、乾燥している豆に水を吸わせます。



選別

浸漬状況

16
18時間漬け、芯がなくなったら完了です。



 



茹でる



たっぷりの水に豆を浸し、火にかけます。



始めは強火で、沸騰したら弱火にします。吹き零れに注意しましょう。



 



圧力鍋なら3040分、普通の鍋なら34時間です。



目安は、親指と小指で豆が潰せるぐらいです。



 



塩切り麹の用意



茹でている間に、麹と塩を混ぜておきます。



麹に塩を揉み込むように、何度も繰り返します。



 塩切り麹



眠っている麹を、優しく起こしてあげるように。



だんだんと麹がほんのり暖かくなり、発酵を始めるのが感じられます。



 



豆をつぶす



茹で上がった大豆を鍋からあげます。



煮汁は、後で使うので取っておいて下さい。



良い出汁が出ているので、煮物等に使ってもおいしくいただけます。



 豆と煮汁



豆は、粒が無くなるまで潰します。



冷めると固くなるので、熱いうちに済ませましょう。



 潰した豆



やり方は自由。



しっかり潰すも粒を残すも、その家の味です。



 



ともかく、「やってみる」に尽きます。



 



豆と塩切り麹を混ぜる



潰した豆と塩切り麹を混ぜます。



まんべんなく混ざるようにしましょう。



 完成



この時、固いようでしたら、取っておいた煮汁を足します。



耳たぶぐらいの固さで、団子を作れる程度が目安です。



 



樽詰め



いよいよ、樽に詰めます。



ハンバーグの要領で、空気を抜くように団子を丸めます。



後は、底に貼り付けるイメージで放り込んでいきます。



隙間なく投げ込むのが、ポイントです。



 樽詰め



終わったら、表面を平らにした上にビニールを被せ、中蓋をして重石を置きます。



重さは、重量の1520%位です。



 



最後に蓋をして、冷暗所へ。



床下収納のようなところで良いそうです。



 
ひと夏越して、約10か月。
年末には、出来上がる予定です。



今回、味噌の仕込み方を教わった師匠は、千葉の匝瑳市で暮らすShinoさん。



農を営む傍ら、食事作りを通じた和める場づくりを目指し、各種イベントを行われています



 
匝瑳プロジェクト



 http://sosaproject.org/



  



味噌は身近な発酵食品。



最近流行の発酵食ですが、昔は普通に各家庭で作られていました。



 



そして、その原料となる大豆。



味噌をはじめ、醤油や納豆とこれだけ生活に密着していながら、その自給率たるや、なんと6%!



 ( ̄□ ̄;)!!



 



大豆の自給と味噌作りを広め、食を市民の手に取り戻そうと動く活動。



 



大豆レボリューション



 http://www.toziba.net/daizu_revo/



 



とりあえず、動いてみる。



小さな一歩が、いつか大きなうねりを作り出します。