4/6(土)、荒天が予想される中、高尾山でエコボランティアハイクがありました。
森林インストラクターと自然に親しみつつ、登山道のゴミを拾うイベントで、毎月第一土曜日に行われています。
私もインストラクターとして、微力ながらもお手伝いをさせていただいております。
今回のコースは6号路、沢沿いの道から尾根に上がり、紅葉台へ至るルートです。
春はあまり登ったことの無いコースなので、楽しみでした。
山は今、春真っ盛り

まだカタクリも咲いていました。

ニリンソウもお出迎え。

どちらも早春に花を咲かせ、木々の葉が茂る前に結実して姿を消す春植物。
広葉樹の森と共に生きる、スプリングエフェメラルです。
そうかと思うと、少し早目の印象のミミガタテンナンショウ。

花(?)の下の方に、穴が開いているのが分かるでしょうか。
こちらがオスで、成熟とともにメスへと変わり、穴が閉じるという変わりダネです。
そして、スミレシーズンでもあります。
ナガバノスミレサイシン(距が丸い)

エイザンスミレ
ケマルバスミレ

アカネスミレ

カタクリにも共通して言えるのですが、スミレもそんなに離れて咲いていません。
種がこぼれて、といった風でもありません。
種を運ぶのは、アリ。
種子についている、エライオソームというおやつを目当てに巣まで運び、種だけ捨てます。
ゆっくりゆっくり分散していく植物にとって、環境の激変は存亡の危機を意味するのです。
小さい花も見頃。
ユリワサビ

ヨゴレネコノメ

ハナネコノメ(ボケていてすみません
)ヤマルリソウ

アブラチャン

久々の観察ブログ、大サービスで写真を多めにしてみました

この時期は、白い花が多いようです。
ハエやアブぐらいしかまだ飛んでいないので、彼らに合わせた仕様なのかもしれません。
蝶が出始める頃には、もう少し色味が増えるような印象があるのですが・・・
今季は花が早い。そして、凝縮しています。
急な春の訪れに遅れまいと、咲き急いでいるかのようです。
とはいえ、だいたい順番通り出てくるのがまた面白い

日ごとに移る自然を感じに、山へ出かけてみてはどうでしょうか

ご覧いただき、ありがとうございます。
こちらをクリックしていただけると、励みになります。

今後も、応援よろしくお願いします!