鳩ノ巣フィールド巡視 春編 | 目指せ!森林インストラクター。

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日本の山を元気にしたい!
そんな思いから、森の案内人「森林インストラクター」の資格を取りました。

自然は私達に、たくさんのメッセージを投げかけています。
その声は、あまりにも小さく儚いものです。

そんな「森の囁き」を、お伝えします。

お久しぶりです。
季節は清明、瑞々しい緑に生命力を感じさせられます。

サクラも盛りを過ぎたというのに、花冷えにしては身に応える寒の戻り。
着るものに困る毎日ですね。

先週の日曜は山作業の日でしたが、天候不順により作業は中止。
せっかくなので、普段のんびり見ることの無いフィールドを巡視してみました。

春一番に咲きだすと言ったらクロモジ、黄色い可愛い花をつけます。

クロモジ

冬芽が弾け、森全体がこそばゆく動き出す様はまさに「山笑う」。
動物たちの気配も感じられるようになりました。

ノウサギ

植栽地で見られた、野ウサギの糞。
開けた場所を好むので、伐り拓いた場所にやってきたのでしょう。

食痕

ボケていて見づらいのですが、ウサギの食痕です。
鋭利な刃物でスパッと切ったような痕が特徴です。

かなり食われていて残念でもあり、また生態系の豊かさでもあり複雑な気分。
根元から無くなっている株もチラホラありました。

自然の中での活動は、生き物たちとの距離を体で感じられます。

明るくなった場所には、花も咲きます。

ヒナスミレ


ヒナスミレだと思うのですが…
その場で調べていないので、ご勘弁ください。

林地に入ると、こんなものも。

毛玉

毛玉?
吐き出されたもののようですが…

毛以外のものは無さそうでしたので、ネコのそれと同じようなものでしょうか。
毛繕いをするものは皆出すものなのか?勉強不足ですorz

嬉しかったのが、コレです!

ヒトリシズカ

ヒトリシズカを見つけました。
見落としていただけかもしれませんが、このフィールドで見るのは初めてです!

作業と安全を第一として普段は入るフィールド。
時には、観察者の視点を持って歩くのもよいものですね。