「それでも地球は回っている」
今年2010年は、ガリレオが木星の4つの衛星を発見してから400年目にあたるそうです。
この発見は地動説を裏付ける有力な証拠となりました。
元はコペルニクスが唱えたとされる地動説。それまでは天動説が支持されていたのは有名です。天動説が提唱されてから、暦の上で矛盾点を指摘され、さらに羅針盤による航海が行われるようになり、正確な観測の必要性からその整合性に疑問がもたれる様になりました。
そして、コペルニクスによる地動説が登場するのですが、この間なんと300年あまり。
さらに、ガリレオによって証明されるのに100年近い年月が必要でした。
勿論、望遠鏡の発明などの要因もありますが、常識を覆すことの難しさを感じさせます。
今や、宇宙に人が滞在する時代。野本さんをはじめとするクルーは、「きぼう」内での実験を行っています。明日の19;00前後、九州・中国地方の一部で地上から目視の観測ができるようですので、空を見上げて宇宙に思いを馳せてみてはどうでしょうか?
地上では限られた資源を巡り、日々争いが耐えません。いくら科学が発達しても、大元にあるものを作り出すことは叶わないでしょう。
一つの球体の中に暮らす私達一人一人が、考えていかなければいけません。
お正月も今日まで。
ガリレオに習い、常識を見直してみることも必要ですね。